山陽日日新聞ロゴ 2003年9月23日(火)
大林宣彦さん
本紙連載『日日世は好日−五風十雨日記』
 日本文芸大賞特別賞に
  近年だけで9冊発刊、功績称えて
「日日世は好日」表紙
 日本文芸振興会(小松栄子会長)が、優れた作家
の功績を称える第21回「日本文芸大賞」の特別賞
に、映画作家大林宣彦さん(65)の著書『日日世は
好日−五風十雨日記』(たちぱな出版)を選び、授
賞を決定した。『日日世は好日−』は大林さんの文
と、イラストレーター小田桐昭さんの絵により、西
日本新聞に続いて山陽日日新聞で連載したコラムを
纏めたもので、第一の発信場所である古里・尾道に
とっても嬉しい報せとなった。
 『日日世は好日−五風十雨日記』は、巻のー「同
時多発テロと《なごり雪》」の副題で、2000年末か
ら西日本新聞(本社=福岡市)で50話、これを受け
る形で山陽日日新聞で2001年5月から同年末まで
100話連載、合わせて150話分を1冊にして、
2002年4月末に発刊された。
 「人と語る」「旅に出る」「映画を作る」の3部
構成で、映画《なごり雪》の製作に平行して綴られ
た日記風エッセイ。巻末のあとがきに代えてでは、
「刀を置く」侍がいない−と題して本社社長の秋田
清が一文を寄せている。
 今年1月の尾道市の成人式では、「若者に読んで
もらいたい」と出席者に記念品として一冊ずつ手渡
されている。
 今回の授与は、大林さんの最近の著書のうち、代
表して『日日世は好日』に贈られるもので、大林さ
ん自身とこれまでの著書全般に対しての功績が称え
られたと言える。ここ5年だけでも、次のような著
書が発刊されている(発刊年は初版時)。
◇『大林宣彦 映画、いいひとぱかり』(小池書院)
1998年3月。
◇『マヌケ先 ぽくの活動写真・少年記I』(ポプ
ラ社)1998年5月。
◇『ぽくの青春映画物語−−穏やかな一日を創造す
るために』(集英社)2000年11月。
◇『大林宣彦のa movie book尾道新版』
(たちぱな出版)2001年8月。
◇『日日世は好日』(たちぱな出版)2002年4月。
◇『大林宣彦がんぽう』(角川書店)2002年7月。
◇『ぼくの瀬戸内海案内』(岩波書店)2002年9月。
◇『なごり雪』(メディアファクトリー)2002年
9月。
◇『あしたづくり 子供と共に考える、−−楽しい
不便、賢い我慢。』(アミューズプックス)2003年
2月。
 日本文芸大賞選考委員は小山内美江子さん(脚本
家)、小川恭生さん(俳人)、南原幹雄さん(作家)、
眉村卓さん(同)、藤本義一さん(同)、陽羅義光
さん(同)の6氏。授賞式は10月16日午後6時から、
池袋サンシャインシティプリンスホテルで行われる。
 本紙で連載中の「日日世は好日」の369/370にあ
るように、『日日世は好日』巻の二「戦争映画は、
もう見ない」は現在、最終校正されており、今月末
にたちばな出版から発刊される予定。

転載責任者メモ:記事と共に、大林宣彦さんから山陽日日新聞読者に対する
        報告と愛読のお礼など挨拶文が載っていました。


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