山陽日日新聞ロゴ 2003年9月18日(木)
地蔵菩薩とりもつ縁
 向島歩け会が駅家で例会
山道を行列で歩く
 向島歩こう会(藤田久登会長)は14日、福山市
新市町で例会を開き、72人が参加。相方城跡や後
池古墳など訪ね、その昔繁栄した芦田川の一角に思
いを寄せながらウォークを楽しんだ。
 一行は電車で新市駅まで向い、芦田川を渡り、稲
穂が垂れはじめた相方集落から新市工業団地を経て
標高「90mの亀寿山(城山)を目指し、頂上の城
跡から府中や駅家の眺望を堪能、蛇行する芦田川か
らもたらす水の恩恵に思いを馳せ、先人の暮らしを
偲んだ。
 相方城は室町末期、有地民部小輔元盛が築城、天
正17年頃廃城となったが、落城の戦いで家臣玄蕃
は信仰していた木造地蔵菩薩を背負って向島に落ち
のび、そのさい追っ手から放たれた矢が背中の菩薩
に命中し一命をとりとめ、地蔵は今も向島町兼吉一
丁目の地蔵堂にまつられ、身代わり地蔵の異名で地
区住民らから敬われている。
 復路で立ち寄った相方南の谷では発掘整備された
後池十七号古墳で横穴式石室や弥生時代の墓石群な
ど見学、上戸手駅から秋の風情が漂いはじめた駅家
をあとにし、参加した岩子島、川口さん(55)は、
「歩こう会の行事で景色のいいところや気付かなか
った名所など行かれて楽しみにしています。今回は
4百年以上昔にこの地から向島に逃げてきた侍の物
語も知って何か親しみがわきました」と話していた。
場所はこのあたり



ニュース・メニューへ戻る