山陽日日新聞ロゴ 2003年9月18日(木)
おのみちレトロショップ巡り(2)
 吉本菊造商店
  奥深い商家の形を今に
   金物卸小売り2百年の歴史
店の様子
 十四日元町、長江口にほど近い本通りにある金物卸
小売りの「吉本菊造商店」。
 200年ほど前の文化文政時代、現当主の吉本菊造
さん(83)から数えて五代前の先祖が東広島の西条か
ら移り住んできて、現在の場所で万金物店を創業した。
 当初は火鉢や花器など、字の通り「万(よろず)」
の金物商品全般を扱っていたが、大戦後の造船景気の
頃から船舶、さらにその後に建築金物を商うように。
江戸時代後半に建てたと思われる店は、間口は狭いも
のの、途中に中庭、さらに住居部分を配する奥に深い
典型的な尾道の商家の形を、今も現役で伝える価値あ
る空間といえる。
 「ここまでは昔、畳敷きだったんですよ」と現在は
板張りにしてある店内には、天井を支える太い梁や階
段箪笥が黒光りし、棚には家具や建築関連の金物が箱
に入って所狭しと並べられている。
場所はこちらの「レトロショップ巡り」



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