山陽日日新聞ロゴ 2003年9月17日(水)
中心市街地で
おのみちレトロショップ巡り(1)
 商都尾道の雰囲気伝え
  好評パンフレットに48カ所紹介
 尾道市は今年春、商都尾道の懐かしい雰囲気を伝え、
歴史のある商品を長年扱っている中心市街地の商店を
集めて紹介する「レトロショップ巡りinおのみち」の
パンフレットを作成し、観光案内所などに置いた。
 当初2万部を発行、とても好評で、春休みや5月連
休、夏休みなどでその多くが観光客の手に渡ったと考
えられ、担当の市商工課には1500部を残すだけになっ
ている。
 市職員が提案した「町づくりアイデア事業」から企
画したもので、久保や長江、土堂、三軒家などを対象
地域に、市民から自薦・他薦で募集したところ、87件
が寄せられた。この中から選考委員会で卸小売り、製
造、飲食など37店舗、48ヵ所を写真と紹介文でま
とめたもの。
 本紙ではこの中から、これまでに余り取り上げられ
たことのない店を主にピックアップして紹介していき
ます。
高野商店
 天井に届く商品3千種
  中浜で駄菓子扱い半世紀
商品がいっぱいの店内
 土堂二丁目、中浜通りにある菓子の卸小売り「高野
商店」。
 現在の高野光雄さん(64)・嘉雄さん(59)兄弟が
三代目になる。初代は戦前、久保三丁目で餅屋を営み、
先代が終戦間なしの1948(昭和23)年、住吉浜や
中央桟橋に拓けたかつての尾道の中心地、中浜で菓子
問屋も創業した。
 駄菓子屋や小売り商店への納品が中心だが、子ども
の数が減り、商店の数も減っていることから、「かつ
ての忙しさはない」と言うが、天井まで高く積み上げ
られた色鮮やかな菓子は3000種類、当たりくじが
付いた風船ガムなど懐かしい菓子が何でも揃っている。
 駄菓子は、地域での行事やイベントでは今でも子ど
もたちに変わらぬ人気で、水飴やチョコスナックには
何十年も売れ続けるロングセラー商品がある。「ビッ
クリマンチョコ」やカード付きのスナック菓子は一時
よく売れた。
 現在も弓削には定期貨物船で、因島にも陸送で商品
を届けている。店内には、2階の倉庫から商品を上げ
下ろしする簡単な滑車装置が、今も変わらず活躍して
いる。
ロイヤルホテルや壱番館の裏通り。この通りは面白いです。
地図はこちらの「レトロショップ巡り」



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