山陽日日新聞ロゴ 2003年9月5日(金)
大正ロマン香り高く
生誕百二十年記念し、尾道市立美術館で
 代表作「長崎十二景」も
  6日から 漂泊する心 竹久夢二追想展
展示作品の1つ
 明治末期から大正にかけ美人画家として一世を風靡
した竹久夢二(1884〜1924)の生誕百二十年を記念す
る「漂白する心 竹久夢二追想展」が9日から10月
13日まで尾道市立美術館で開かれる。夢二郷土美術
館(岡山市)などの協力を得て、水彩画の名品「長崎
十二景」の全作品、みちのくの個人コレクションから
初公開される名品、尾道会場だけに出品される屏風
「秋のいこい」、また数少ない油彩画の中から初期の
「初恋」や晩年の「黄八丈」など様々な作品162件が
一堂に会し、かってないスケールで夢二のしなやかな
人間性に迫る。
 岡山県邑久町に生まれた夢二(本名、茂次郎)は、
早稲田実業専攻科在学中「ハガキ文学」に応募した
コマ絵が入賞するなど才能が芽吹き、早稲田を中退し
たあと、島村抱月主宰の東京日日新聞や早稲田文学で
活躍。日刊平民新聞にも風刺的コマ絵や川柳など寄せ、
新妻たまきをモデルにしたいわゆる夢二式美人画を創
始。以来、画集や詩画集を刊行するとともに楽譜の表
紙やレコードのジャケットなどにも使用され、「どん
たく」に収められた短詩「宵待草」、さらにセノオ楽
譜で全国に普及。その原画24点も同時に展示される。
 開館時間は午前9時から午後5時まで。休館日は月
曜日。ただし祝日は開館、このため16日は休館する。
 観覧料は、一般800円、大学・高校生500円、
中学・小学生300円。
 オープンを飾り初日午後2時から2階ホールで特別
記念講演会が開かれ、講師の小川晶子・夢二郷土美術
館主任学芸員が「夢二の世界 人と作品」と題し、俳
句の変遷や夢二郷土美術館のコレクションなどについ
て話す。
 写真は「山の茶亭」(74.6×25.3糎)。
場所はこちらの「主な施設」
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