山陽日日新聞ロゴ 2003年8月26日(火)
映画資料館も賑わう
 巨匠小津安二郎監督、生誕百年記念イベント
 感動の上映会とトーク
  『東京物語』ロケ地めぐりにも70人が
トークの様子。ロケ地めぐりの様子。
 (続報)小津安二郎映画監督の生誕百年を記念し、全国ゆ
かりの地で記念行事が繰り広げられている中、代表作『東京
物語』のロケ地となった尾道では「小津安二郎その終わりな
きメッセージ」をテーマに百年記念イベント実行委員会を立
ち上げ、22日に尾道駅前のしまなみ交流館で『麦秋』、つ
いで23日には『秋日和』と『東京物語』の上映会をはさみ
『秋日和』に出演した岡田茉莉子さんや『東京物語』の制作
スタッフによるトークショーが、つづいて24日には『東京
物語』のロケ地めぐりが行われるなど全国から映画ファンが
来尾、巨匠小津の神髄に迫り、映画全盛期を知るオールドフ
ァンらを感動させた。
 映画評論家花本マサミさんをコーディネーターにしまなみ
交流館で開かれたトークショーには、岡田さんとちょうど半
世紀前に制作された『東京物語』で助監督を務めた斎藤武市
・映画監督と撮影助手だった川又昴・カメラマンをゲストに
迎え、尾道ロケでの撮影方法や裏話、さらに当時の二枚目俳
優として活躍、小津映画にも出演した岡田時彦の娘でもある
岡田さんが父親や映画『集金旅行』の尾道ロケに来たさいの
思い出話しなど披露。昭和初期から死亡した38年まで制作
した54本におよぶ作品に思いを馳せ、小津監督の人となり
に接し感激していた。
 また24日、尾道商工会議所会をふりだしに行われた『東
京物語』ロケ地めぐりには70人が参加。尾道キネマクラプ
会長の花本健治・市生涯学習課長の案内で、まず会議所前の
中央桟橋から最初のシーンとなった住吉神社、ポスターにも
使われた浄土寺など土堂から久保、長江に至る旧市街地13
か所を訪れ、撮影と同じ炎暑のロケ地を汗だくながら大喜び。
 ファンの母親に同行、3日間のイベントに参加した東京都
佐々木さん(31)は「尾道は初めてです。思っていたより静
かで景観に恵まれた地ですね。大林宣彦監督の生地でもあり
地方にあって、まさに映画のまちですね」と話していた。
 さらに先月2日から市役所前の映画資料館で小津安二郎の
関連資料や松竹所有の宣伝用ポスターなど展示して聞かれて
いる特別展には、この3日間で最終日の194人を最高に
475人が入場。オープン以来の入館者は今月15日の384
人を最多に6040人と賑わっている。特別展は31日まで。入
館料は500円。中学生以下無料。
 写真上はトークショー。下はロケ地めぐりの住吉神社で。

転載責任者メモ:『集金旅行』も尾道を使っていたのでしょうか。機会があったら
        面白そうな映画ですし見てみたいですね。
        http://www.shochiku.co.jp/video/v50s/sb0057.html


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