山陽日日新聞ロゴ 2003年8月22日(金)
千光寺公園に
「文学のこみち」コースに光彩を
 鷹羽狩行氏の句碑建立
 「海からの風山からの風薫る」
句碑の設置
 俳壇を代表する俳人協会会長鷹羽狩行氏(横浜市在住)の
句碑が千光寺公園にこのほど完成。その才能を育んだ第2の
ふるさとに建立された「海からの風山からの風薫る」の碑前
に鷹羽氏を迎え、26日午前9時半から除幕式が行われる。
 昭和5年、山形県に生まれた鷹羽氏は、父親の仕事の関係
で小学校4年のとき栗原小に転校、当時の栗原尋常小学校か
ら5年制だった尾道商業学校(現尾道商業高校)、さらに中
央大学に進学するまでの8年間、尾道で過ごした。
 上京後、山口誓子や秋元不死男に師事。昭和53年、「狩」
を創刊。NHK教育テレビの「俳句入門」や「NHK俳壇」
など俳句番組の講師を、あわせて毎日新聞や東京新聞の選者
を務めるなど第一人者へとのぼり詰め、国際俳句交流協会常
務理事を歴任するなど海外への普及活動にも貢献。また、尾
道へは全国版の句会招致や尾道商工会議所「俳句塔」の選者
を引受けるなど尽力。
 尾道への思い入れに応えようと、鷹羽氏のバックアップで
産声をあげたしまなみ俳句会が中心となり今年初め、句碑建
立委員会を発足させ、代表に「狩」白羽同人の吉原一暁・
「狩」尾道支部長(元市教育長)を選び、準備をすすめ、市
立美術館から展望グリルに登る坂道右側にある東屋ひろぱ北
側にある高さ3m余りの自然石が気に入られ、尾道での代表
作ともなる「海からの・・」を揮毫し、鑿(のみ)で彫りこ
んだもの。
 同公園には、正岡子規の「のどかさや小山つづきに塔二つ」
など尾道ゆかりの句や歌、小説の一説など刻んだ岩や顕彰碑
などめぐる「文学のこみち」が昭和40年スタート。文化・
観光資源として高い評価をうけ、柚木延敏・市観光文化課長
も「26番目となる鷹羽氏の句碑が一層の光彩を放つことで
しょう」と話していた。



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