山陽日日新聞ロゴ 2003年7月30日(水)
神聖な蓮がひらく
蓮の大輪
 花言葉は「神聖」―。清楚で気品にあふれ、仏陀の生誕を
告げ花開いたともいわれる蓮(はす)が向島町津部田、長者
ケ原池で今年も大輪を咲かせている。
 徳川勢と豊臣軍の天下分け目、関ケ原の戦いの間もない江
戸時代寛文6年(1666)に築造された水稲用の溜め池、
長者ケ原。
 白、薄ピンク、薄紫の大輪の蓮が咲き始め、梅雨が明けた
といえ、ジトジトした、鬱陶しい時期、一服の清涼剤となり、
人の目をたのしませている。
 スイレン科の多年草で朝早く水面上に突き出した太い茎の
上に1つだけ花開き、芳香を放っている。極楽浄土の象徴花
″蓮華″とも呼ぱれ、花ことぱ通り、神聖なイメージを醸し
出している。
 花が散り、秋には地区住民が泥だらけになりながらの蓮根
堀りは秋の風物詩になっている。



ニュース・メニューへ戻る