山陽日日新聞ロゴ 2003年7月25日(金)
テレビコマーシャルで『秋』
 ネスレ「秋の家路」編で
 住吉まつりが近づき、諸準備が始まって日一日と祭りの雰
囲気が高まっていく折り、23日(水)の朝から土堂海岸の住
吉神社で、紅葉や富有柿など秋らんまんの飾り付けが始まり、
「今年の住吉さんはスゴイぞ。手が込んでいる。何が始まる
のか?」と尾道っ子の話題となっている。
 もちろん、本紙もこの新趣向を会議所に照会したが、肝心
要の佐藤忠男会頭(住吉会々長)まで「あの紅葉と柿の実は
一体、どうなったのか?」と尋ねる始末。
 これで、住吉まつりとは何んの関係もないことが分かった。
 この時ならぬ「秋の演出者」の正体は、コーヒーのネスレ。
 市観光文化課によると、23日(水)、24日(木)の2日間、ネ
スレテレビコマーシャル「秋の家路」編の撮影の舞台の一つ
に尾道を代表する風景として住吉神社境内が選ぱれたもの。
 映画・テレビのロケだけでなくテレビコマーシャルの撮影
舞台としても大活躍していることは、本紙で再三報道してい
る。
 ちなみにこのコマーシャルの″舞台裏″を少しだけノゾい
てみると、23目が天候不良で翌24日に順延。撮影開始が午前
6時で、舞台は玉里渡船。集合午前5時半で、小学2年生の
女子3人、男子2人に上級性が5人。漁師夫婦と老夫婦にサ
ラリーマン1人という設定。
 住吉神社前は、海岸の道を少女が走り抜けるシーンを撮影
する。
 その他、浄土寺、千光寺山の小道、久保小学校、久保小と
東高校の間の道、東久保の吉田邸などが登場する。
 ネスレ「秋編」のコマーシャルを楽しみにして下さい。
 25日の撮影終了と同時(24日夕方)にセットは片付けられ
た(2面に撮影風景など別項記事)。
引き続き、2面の記事を転載します

ネスレ・テレビCMの尾道撮影
久保小児ら120人協力し
 旧浄土寺下渡船や千光寺道で
尾道東高校脇
 (続報)大手飲料メーカーのネスレジャパン(本社=神戸市
中央区)が制作するテレビコマーシャルが、24日も尾道市内
で撮影された。
 同社が9月から初冬にかけて全国放映する予定のコマーシャ
ルで、初日23日は雨天のなか、浄土寺下の元玉里渡船桟橋、
尾道の町並みが見渡せる東久保町、吉田邸の応接間などでロケ
ーション。
 何とか晴れあがった2日目は、早朝6時から久保小学校運動
場に続いて、尾道東高校横のレンガ塀の坂道(=写真)、浄土
寺参道、住吉神社前、千光寺道、島居邸であり、合わせて久保
小児童や東高生徒ら120人を超える市民がエキストラなどで
協力した。
 季節の設定が秋とあって、美術班による枯れ葉や紅葉、草花
の作り込みなどが丹念に行われ、ハイビジョンカメラで撮影さ
れていた。
 コマーシャルは15秒と30秒、1分の3つのパターンで放
映される。



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