山陽日日新聞ロゴ 2003年7月13日(日)
工房おのみち帆布
理事長に木織雅子さん、顧問に稲田全示尾道大学教授
 NPO法人の設立総会
  尾道がはぐくんだ伝統産業の再生
工房おのみち帆布の店
 古くから港町として栄え、北前船の帆やテントに使われてきた
帆布を現代的にアレンジし蘇らせ、尾道の地場産業の再生をはか
ろうと「工房おのみち帆布」(木織雅子代表)は先月26日、県か
らNPO(特殊非営利活動法人)の認可を受け、21日午後6時半
から東御所町、グリーンヒルホテル尾道で設立総会を開く。
 4年前に結成した任意団体から法人格のNPOにステップアッ
プ。これまで商店街にアンテナショップ=写真=を設け、バッグ
やリュックサックなど帆布製品を製作販売。東京、京都、倉敷や
地元尾道大学の美大生らによる帆布を使ったオプジエ「尾道帆布
展」を開き、帆布の良さをアピール。東京、広島での展示即売も
好評を博している。
 NPO法人としての事業展開は地場産業で生産された産物をギ
フトとして企画、販売◇芸術家、美術系大学のオーダーに対応し
た販売◇帆布工場への社員の派遣および一体となったワークショ
ップでの体験販売◇美大生を対象にした帆布製品のデザインコン
テストとその商品化◇芸術家のアトリエを斡旋するネットワーク
事業◇帆布を使った介護用品◇東南アジアなど織物業者との情報
交換◇地球に優しい帆布など天然素材の提供◇エコロジー、地球
環境支援など事業計画を立てている。
 役員は理事長に木織雅子さん、専務理事は山北篤氏さん。理事
が加藤晴彦、源田敏男、神原栄、新里かおり、高橋裕、青山ひと
み、二宮恵、吉田大造、半田元成のみなさん。監事は藤本英次さ
ん。特別顧問に尾道大学芸術文化学部美術科、稲田全示教授。
 会員を募集、正会員は入会金が2000円、会費も2000円。
賛助会員は会費のみで2000円。学生会員(大学生)も募って
おり入会金、会費とも無料。21日の設立総会では木織理事長が挨
拶、行政をはじめ祝辞のあと懇親会。百島中跡で開かれる今年の
「尾道帆布展」、すでに始まっている「おのみち贈り物(中元)
企画」について報告がある。
 木織理事長は「帆布を使って、さまざまな試み地場産業の活性
化をはかっていきたい。かって海に生きた人々の強く、たおやか
な心を蘇らせ、海に育てられた伝統ある尾道を再生していきたい」
と抱負と決意を語っていた。
 懇親会は一般市民にも参加を呼び掛けており、会費は3000
円。申し込み先は工房おのみち帆布(0848-24-0807)まで。



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