山陽日日新聞ロゴ 2003年7月11日(金)
もう1つの名作「道」を
 白樺美術館で「東山魁夷展」
 尾道白樺美術館(石田克彦館長)では、9日(水)から10月
13日(月)まで「東山魁夷展」を開催している。
 「山紫水明の風景版画展」が今回のタイトル。
 昭和25(1950)年の第六回日展出品作品で、風景画家として
画壇での地位を確立した「道」と同時期に描かれた、もう一つの
名作「道」を8月9日(土)まで特別展示する。

東山魁夷展への誘い
 『日本画壇を代表する巨匠・東山魁夷画伯は、生涯にわたって
「風景画」を描き続けました。
 東京芸術学校日本画科に在学中から積極的に写生旅行へ出かけ
た東山画伯は、1947年(昭和22年)第三回日展に出した「残照」
が特選、政府買い上げとなり、風景画家への歩みを確かなものに
しました。
 その後も北欧で俊厳な自然、中国では水墨画の世界を発見し、
そして日本においても優美な自然の移り変わりを鋭敏な感性で感
じ、描きとっていきます。東山画伯の人生に於いて「旅」は必要
不可欠でした。旅を通して自然と自身の関係について画伯は次の
様に語っています。
 「旅は私の精神を純粋な状態に置く契機となり、そうした心の
状態で対している自然は、私にとって生命感の溢れる対象となり、
その時の私自身の心の表象として曇りのない姿を見せてくれる。」
 本展では自然に向けられた敬虔な眼差しを、海、山、湖を描い
た版画作品を通しご紹介いたします』。



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