山陽日日新聞ロゴ 2003年6月20日(金)
船大工の知恵や技術、息遣いを
 木造船再建を写真とビデオに
木造船の骨組みが出来上がっていく様子
 (続報)かつて瀬戸内で活躍した木造旅客船「だいふく」の
再建事業を進めている「呼子丸1/8再建おのみち実行委員会」
(大谷治代表)は19日から、尾道駅前の福屋ギュラリーで、パ
ネル写真展を開いている。27日まで。
 愛媛県伯方町の船大工で1959年当時、「だいふく」を建
造した渡邊忠一さん(72)に再建を依頼、現在同氏の作業場で
再建が行われており、今回はその製作過程をおさめた写真30点
の展示とビデオ映像(約5分)を放映している。
 写真からは、組み上がっていく船体の3次元的なフォルムが
手に取るように分かり、ビデオからは職人渡邊さんの息遣いが
聞こえてきそう。
 「現在も受け継がれている先人の知恵や巧みさ、情熱に触れ
て頂ければ」と大谷さん。
 2000年11月から募金活動を開始して、これまでに全国
から180万円を超える浄財が寄せられている。
 現在約6割の進捗率という渡邊さん。当初完成は7月を予定
していたが、工程の都合で秋頃になりそう。18日午後も黙々と
作業していた渡邊さんは「当時、発注主から『客室をなるべく
大きくしてほしい』と言われて、他の船よりデッキを狭くした
ことを思い出します」などと話していた。

活動に関してはこちらのホームページをご覧下さい


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