2003年6月8日(日) つるかめクラブ 高見小児童らが田植え トンボ、タガメが住む里山に復活 |
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高見山に豊かな自然を取り戻し、昔ながらの里山として次の 世代に伝えていこうと元医師、教職員、行政職員、自営業らで 組織し活動している「つるかめクラプ」(木曽正誉会長)は 7日午前、恒例となった高見小児童を招き向島町江奥、高見製 作所西側で「田植え」をおこなった。 岩田千賀子校長に引率されてきた同小1年生から6年生まで 16人の児童が裸足になり、つるかめクラブが耕し、水をはった タテ10m、ヨコ2mの田圃にもち米の苗を植えていった。 15cm程に成長した、もち米の苗は元高見小で現在、府中市岩 谷小に勤務している迫博満教諭の実家、御調町から3000本 取り寄せ。児童らはピンと張った綱に合わせ3本1束にして、 次々に田圃に手を突っ込んでいた。 向島町で田圃が残っているのは、ここ1か所だけ。5年、藤 本君(10)は「今年で3回目の田植えです。素足で田圃に入り、 気持ちがよかったです」と感想を述べていた。秋に収穫し脱穀、 餅をつき、舌鼓を打つ。 つるかめクラブは田圃を作ることでホタルやタガメなど水中 生物を蘇らせ、また洋らんセンターに自然に近い水路を作り、 日本原種の野生蘭を植え、ゲンゴロウ、ドジョウ、タナゴなど 復活させている。 洋らんセンター管理者、林原透さんは「創意工夫して自然を 取り戻し、高見山を自然の宝庫にしたい」と話していた。 |
転載責任者メモ:大林宣彦監督が映画「あの、夏の日」を撮影したおり、
尾道周辺にこうした魚や虫がいる自然の風景が無く、
市の北部の方にロケ地を求めたという事を思い出し
ました。ああいう映画が向島でも撮影出来るように
なるかもしれませんね。