山陽日日新聞ロゴ 2003年6月8日(日)
尾道市立美術館
「生誕百年展 小林秀雄 美を求める心」
 本物の豊かな芸術満喫
  ゴッホの農婦、モネの睡蓮も 
テープカットと会場の様子
 ゴッホやルノアール、ピカソ、梅原龍三郎、富岡鉄斎らの
作品を網羅した「生誕百年展 小林秀雄 美を求める心」が
7日、尾道市立美術館で始まった。7月13日まで。
 「様々なる意匠」で文壇デビュー。以来、文学や歴史、美
術、哲学、科学へと日本で初めて批評を芸術として確立させ
た文芸評論家小林秀雄(1902〜1983)の著書「美を求める心」
を道しるべにセザンヌ、ドガ、ルオー、それに李朝の白磁や
縄文土器、古信楽檜垣文大壷、刀の鍔、勾玉など約160点
を一堂に展示。
 初日午前9時前から正面入り口で行われたオープニングセ
レモニーで、亀田市長につづいて来賓を代表し、小林の一子
白洲明子さんが、「父が納得してくれる展覧会となり、喜ん
でくれることでしょう」と挨拶、テープカットでオープンを
祝った。
 第一展示場には、話題を呼んでいるウッドワン美術館の
「農婦」と連作とみられるゴッホの「農婦−窓辺のプロフィ
ール」(写真左、右はモネの睡蓮)も展観され、小林が感動
し、追求した豊かな芸術を、著書から抜粋された評論、自筆
原稿と見比べながらファンら楽しんでいた。
 入場料は一般800円、高校・大学生600円、小中学生
300円。月曜日休館。



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