山陽日日新聞ロゴ 2003年6月6日(金)
最優秀は神本氏
 ユーモラスな猫群像
  猫と尾道の風景写真大賞展
会場の園山氏
 尾道市招き猫美術館は第2回「猫と尾道の風景写真大賞展」
を駅前、デパート福屋パブリックギャラリーで開き、訪れた
人の目を楽しませている。11日まで。
 北は茨城県、南は大分県別府市から37人、127点の応募
があり、全作品を展示している。
 最優秀賞に輝いたのは、神本正文さんの「精悍」。艮神社
をバックに題名通り、精悍な猫が佇んでいる。
 優秀賞は、地主茂弥さんの「尾道猫その2」。夜の新開を
徘徊する猫が、酔っ払いを連想させる哀感のあるワンシーン。
 同じ優秀賞は、土居通良さんの「狙い打ち」。招き猫をバ
ックに楠の木にとまっている、眼光鋭い猫が狙撃手を連想さ
せる。
 居眠りしている猫、観光客とじゃれあう猫、勢いよく屋根
に飛び移っている猫と多彩な表情をもつ猫が紹介されている。
 また、半田正暉さんが撮影したアイドルで看板娘ならぬ猫、
小梅ちゃんの愛らしい写真が人目を引いていた。
 招き猫美術館長で招福師、園山春二さんは「ネコが町を徘
徊できるのはその町が安全だからです。この大賞展が5回目
を迎えたら写真集を作りたい」と話していた。第1回目の大
賞展の作品は招き猫美術館でファイルに綴じ、誰にでも見ら
れるようにしている。


転載責任者メモ:以前、梟の館で第1回のを見せていただき、大変面白かった
        です。その時、園山さんは「優劣ではなく、いかに尾道らしい
        かで市民の方に賞を決めてもらう」とおっしゃっていました。
        「応募作全部を写真集にしたい」ともおっしゃっていましたが、
        応募が増えてくると、飾るだけでも大変ですねー。(嬉しい悲鳴?)
        


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