山陽日日新聞ロゴ 2003年6月4日(水)
小林和作旧居
 アトリエの利用は断念
   庭整備しブロンズ像を再設置へ
旧和作邸
 尾道市は今秋までに、尾道市名誉市民の洋画家、小林和作
(1888〜1974年)が後半生を過ごした旧居(長江2
丁目)の一部を一般に公開することにした。しかし、当初計
画していた美術グループや尾道大学美術学科の学生によるア
トリ工としての利用は、管理運営上の理由から当面、断念す
ることにした。
 旧居は千光寺山の東面が望める愛宕山の中腹、住宅地(尾
道南高校の北西)にあり、敷地約660平方メートルに、木
造2階建ての母家など3棟が残っている。和作の死後、旧居
に住んでいた妻敏子さんが数年前に他界、昨年11月に長女夫
妻、小林年子さん・道博さんが市に寄付したもの。
 計画では庭まわりを再整備し、以前長江口にあったブロン
ズの和作像を安住の地としてここに再設置する。和作像は
1988年、原田町出身の彫刻家矢形勇さんの制作。高さ約
2メートル。2000年7月、長江口の再開発で移動させこ
の時補修、現在保管してある。
 当初は、家屋にも手を入れて学生らの創作の場としての利
用も検討していたが、現在は管理運営を行う体制にないこと
から、基本的に庭の公開だけにとどめる方向で準備する。
「可能なら、母屋の居間の部分だけ開放し、見学できるよう
に整えることを検討していきたい」と市観光文化課。
(=写真は、奥に母屋とその前に庭)。


        


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