山陽日日新聞ロゴ 2003年6月1日(日)
また『歩く』をテーマに
サントリー通信「美感遊創」でも尾道
 「文学の散歩道を歩く」
   尾道散策で出会った温かい表情と風景
表紙内容
 30日付け報道の「小津安二郎の散歩道」に続いて、こんど
はサントリー通信「美感遊創」5月1日号でも、同じく『歩
く』をテーマに尾道を特集している。
 表紙は有名な酢瓶の塀がある千光寺山手の坂道。「美感遊
創」とは『生活の中で出会う様々な美しさに感動し、暮らし
や仕事の中に遊び心を失わず豊かな毎日を自ら創り出してい
く』..そんな生き方を表現した、いかにも日本の超一流企業
雑誌らしいタイトル。
 あなたも始めてみませんか?週末のイキイキ自分時間とい
うお推めで『初夏の風に吹かれて文学の散歩道を歩く』のタ
イトルで、26枚の大小のカラー写真を使って「尾道散策で
出会った温かい表情と風景」をレポートしている。
 取材は桜の花が満開の4月8日。観光ポランティアのジャ
ンパー姿で、市観光文化課の島谷豊幸専門員係長級)が案内
をしている。
 『明治・大正・昭和初期..その時代に生きた文学者たちに
は、名作を生み出すため、心を癒すために愛した街並みがあ
りました。彼らが眺めたであろう風景を追体験しつつ、その
姿を思い描く散歩道。歩くことで、その街が作品となった瞬
間に出会えるかも知れません。初夏の風を感じたら、文学を
めぐる旅に出かけませんか?」と尾道散策をエスコート。
 以下「小見出し」が(1)目的を持って歩く楽しさ▽(2)坂
と小路が生まれた歴史的背景▽(3)志賀直哉の「暗夜行路」
そのままの街並み▽(4)毎日歩くことが元気の秘訣▽(5)コ
ミュニケーションで広がる世界となっている。
 取材記者の観点が『温かい人間味』にあり、寺社仏閣や風
景よりも人間にカメラが向いており、漁師さんや晩寄のおぱ
さん、幼稚園児や小学生、観光客ら人間が写真に多く登場し
ているのが嬉しい。
 尾道を歩く楽しさとして、文学や映画などとの出会いだけ
でなく、小路(しょうじ)や晩寄(ばんより)との出会いで、
歩きながら『自分だけの尾道を見つける楽しい発見』があり、
それが「人の心をホッとさせる力がある」と分析している。
 「編集後記」の中で、尾道を歩いた印象をこう結んでいる。
『(前略)多くの観光地で美しく整備された見所や売店が並び、
そこで暮らす人々の生活を感じることが出来なくなった昨今
ですが、尾道は今でも人々の生活が確かに感じられる温かい
街でした。
 健康のために"歩く"ときでも、幼年時代の道草のような発
見や出会いがあったら楽しいものです。尾道の小路や曲がり
くねった坂道には、文学をめぐる楽しさだけでなく、ドキド
キ感もあり、気がつけばかなりの歩数を歩いていることに驚
かされました(後略)』。


        


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