山陽日日新聞ロゴ 2003年5月18日(日)
みなと祭賑わう
尾道市民が楽しむ祭に
井戸を掘った先人の遺業に感謝して
 第60回尾道みなと祭は17日、五月晴れの天候に恵まれて
 開幕した(18日まで)。
浄土寺堂内
浄土寺で成功を祈願
住吉神社、市役所前のフリマ協会長あいさつ、委員長開会宣言、踊る保育園児
住吉神社で神事、フリーマーケット、
佐藤忠男港祭協会会長挨拶、安楽城委員長の開会宣言
公立保育所園児のええじゃん(駅前広場で)
 平山角左衛門翁の墓がある浄土寺での読経、墓参に続いて
午前11時から住吉神社で祭事が営まれ、安楽城秀夫常任委
員長が次の通り祭文を上奏し、尾道港築港の恩人平山翁を顕
彰した。
第六十回尾道みなと祭祭文
 平成十五年五月十七日茲に第六十回尾道みなと祭の祭典を
行い、謹みて平山角左衛門尚住翁の御霊を祀り申し上げます。
 顧みますに、元文五年二月に平山角左衛門尚住翁が、この
尾道の町奉行として着任されました当時の尾道港は、築調の
必要に迫られ一日もこれをゆるがせにすることが出来なかっ
たのであります。
 着任早々の平山奉行は、尾道の生命は港にあり、港の築調
整備こそ尾道永遠の発展をもたらす基盤であるとして万事こ
のことに意をそそがれ、手続きを急ぐとともに、衆を説いて
翌年三月六日敢然と立って、ここに住吉浜築調の大工事に着
手されたのであります。
 なかなかの難工事でありましたが、奉行自ら陣頭に立って
夜に日をついだ突貫工事によって着手以来僅か二か月後の五
月十日見事に完成し、町民の皆さんと共にその喜びを分かち
合わせたのであります。
 これを契機として、交易は大いに賑わい商業もまた隆盛を
極め室町時代をしのぐ中国地方随一の良港となり、以後の繁
栄の基礎を築かれたのであります。
 その後、改良を加えつつ現在の尾道港の姿になりましたが、
先賢の平山翁その恩徳にお報いするために毎年今日の佳き日
を選んで例祭を行うことにいたしております。
 私達は、先代の意志にお応えするために、茲に祭典を挙行
し翁の鴻恩を追慕してその徳を賞揚するとともに尾道地方商
工業の振興発展に益々努力いたすものでありますが、翁のご
加護の未来永劫賜らんことを祈念いたすものでございます。
 茲に聊か蕪辞を申し述べて在天の御霊にお応えするととも
に尾道の隆昌と市民の繁栄を祈念し祭文といたします。
 平成十五年五月十七日     尾道港祭協会
 開会挨拶で佐藤協会長は、市民の協力にお礼をまた安楽城
常任委員長は、踊る人も見る人も世話をする人もみんなで楽
しみましょうとそれぞれ述べた。


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