山陽日日新聞ロゴ 2003年2月15日(土)
RCCが今日放送
 
尾道出身 映画作家の対談実現
  「新藤兼人×大林宣彦」シネマ魂を
千光寺道の階段に立つ新藤兼人監督 艮神社にて大林宣彦監督
 尾道から生まれた2人の映画作家が対談−。青年時代に尾道
で映画への道を決意し、現在、国内最高齢の現役映画作家で、
昨年文化勲章を受章した新藤兼人さん(90)と尾道出身の映画作
家、大林宣彦さん(65)の初対談がこのほど、RCC中国放送の
企画で実現、テレビとラジオ番組で15日(土)に放送される。
 大林監督によると、対談は先月24日、都内のホテルで行わ
れ、新藤監督が尾道に暮らしていた時代の思い出話からスター
トしたという。新藤監督(広島市佐伯区出身)は10代半ばか
ら20代の前半まで、尾道署の警察官だった実兄を頼って尾道
に暮らし、自転車卸商の集金などをしていた。その兄の家が、
東土堂町の大林監督の実家のすぐ隣にあり、偶然とは言えその
不思議さ、2人の映画作家を生み出した「尾道」という町の文
化度も番組内で浮かび上がってきそう。
 それぞれ人生の伴侶であり、仕事のパートナーでもある故乙
羽信子さんと大林恭子さんについても話が出るもよう。
 テレビは午前11時から同45分まで。ラジオは午後8時か
ら9時まで。番組名は「新藤兼人・大林宣彦・シネマ魂」。大
林監督は、本紙連載中の日記コラム「日々世は好日」の307番
と308番(今月27日と28日掲載予定)で、その内容と感想、新藤
作品を通しての「尾道」、さらに決意などを綴っている。
 写真左は、かつて実兄の住む家があった千光寺道沿いの民家
前で新藤監督(昨年秋)。すぐ横は大林監督の実家。写真右は
昨年末、艮神社で大林監督。

転載責任者メモ:転載が週明けなので放送に間に合いませんが、
        内容が面白かったので転載しました。

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