山陽日日新聞ロゴ 2003年2月7日(金)
バリアフリー・フェリー進水
 神原造船で再建以来久々華やかに
海面に下りたフェリー
 向東町、神原造船(神原辰弥社長)で5日、愛媛県越智郡弓
削町、弓削汽船(原田勝弘社長)発注の旅客船兼自動車航走線
「第五青丸」(130総屯)の進水式が行われ、ブルーとホワ
イトに塗り分けられたバリアフリー採用のフェリーが春を待つ
尾道水道にすべり降りた。
 全長29m、幅11.5m、深さ2.75m。旅客定員180人、10屯
車4台、乗用車のみの場合15台搭載でき、通路や客席、トイ
レなどにバリアフリーが施されている。
 今月末に完工、引渡し後は弓削港−因島土生港間の定期航路
に就航する。
 同社は初代神原源助が江戸末期、現在の沼隈町常石浜で千石
船の建造修理を始め、大正14年4月、現在地に移り、昭和20
年12月に会社を設立し、現社長は4代目。以来、小型フェリ
ー、観光旅客船、快速艇、曳き船など小型船舶建造の雄として
尾道水道を望む造船のまちの一翼をになってきたが、不況下に
あって平成11年6月、経営が行き詰まり、512番船の曳き
舟をもって船台を一時閉鎖。しかし尾道水道の風物詩となった
造船の火を消すまいとの努力がみのり1年後に和議が成立。こ
のあと中国で2隻建造するなど600号船を皮切りに再スター
ト。612号船となった今回、船主ら関係者約30人が出席、
久々に華やかな進水式となった。


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