山陽日日新聞ロゴ 2003年1月28日(火)
森重彰文美術館「尾道と杉原氏」講演
 三訪会の例会で鷲尾山城址を
 三成を中心に市北部の歴史や文化、自然を学ぶ三訪会(岩戸
康明会長)の1月例会が26日、市中央公民館で開かれた。
 昨年4月に発足以来5回目の研究例会には会員ら約80人が
参加、市文化財保護委員会参与でもある森重彰文・市立美術館
長が、「尾道と杉原氏」と題し、県史跡に指定されている木ノ
庄町大平山に残る鷲尾山城址と築城した杉原一族の掛かり合い
を講演。
 備後の豪族杉原信平。為平兄弟が建武の乱の戦功の賞として
足利尊氏から木梨十三か村を与えられ、建武4年(1337)12月、
要害のこの地に築城。その後、子孫は「木梨」をもって姓とし、
この城に拠っていたが、高盛・元恒の頃、元恒が権現山城(千
光寺山)を築くなど杉原一族の築城の歴史と名称の由来。そし
て平家を祖とし、陸奥から熊野、備後に移り、戦国時代を生き
抜き、豊臣方についた毛利輝元に従い、関ヶ原の合戦で敗れ、
周防・萩に移封されたさい輝元とともに山口に移った一族の波
乱の戦国史を少ない文献などもとに説明。聴講者からの質問に
答えた。
 鷲尾山城址への現地研究会を今月3日に予定していたが雨で
中止。2月23日に予定している特別例会の後、改めて行うこ
とにしている。


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