山陽日日新聞ロゴ 2003年1月21日(火)
山波小6年生が囃子方
 市民俗文化財 とんどに留学生ら参加
燃えさかるとんど
 市民俗文化財に指定されている山波神明祭の「山波とんど」
が19日、山波町の山波小グランドで行われた。亀田市長や森
恒夫・市民俗文化財保護委員、この日のために帰省した出身者
ら約千五百人が参集。山波小の6年生が総合的な学習の一環と
して行事の進行や囃子方など務め、祭礼を盛り上げた。
 稲藁や青竹4本を足用に結束し、町内の当番2地区で作った
高さ10m、重さ260kもある大とんど2基に山波子ども会、
山波保育園が製作した高さ8mの子供とんど合わせて5基を山
波・艮神社に担ぎ上げ奉納。町内を練り歩いたあと、午後1時
から校庭で法被姿担ぎ手約250人により寺岡昭治・山波民族
行事保存会会長らが拍子をとる神明祭囃子「山波のとんどヨー
よいせーそこせー」にあわせ練り、とんどが揺れ動くたびに先
端に取り付けられた鶴亀や干支の羊、しめ縄、ダイダイなど華
やかな飾りが宙に舞い、ぶつかるたびに大きな声援と拍手がお
くられ、スリランカから尾道造船所に研修のため来日している
造船技術者20人も参加、日本の伝統行事を楽しんでいた。
 このあと一線上に並べられたとんどに一斉点火され、燃え上
がる神火に持ち寄った正月飾りや書き初めを投げ入れ、この1
年間の無病息災、家内安全など祈願、倒れた残り火に餅やミカ
ンを焼き、仏壇に供える線香の火種に持ち帰るお年寄りもいた。
 担ぎ手として海外からの高校留学生4人が参加し、タイから
来日、尾道商業高校に通うピヤパトラさん(17)も「大勢のみな
さんと楽しい思い出をつくらせていただきました」と感激して
いた。
 山波とんどは、水野勝成の福山城築城を祝い元禄年間(1688
〜1703)始められ、小正月の神明行事として継承されている。


ニュース・メニューへ戻る