山陽日日新聞ロゴ 2003年1月9日(木)
火渡り粛々と
 
招福を願い約300人参詣
  西国寺の柴灯大護摩初祈祷法要
煙の中を進む参詣者
 西久保町、真言宗大本山西国寺(麻生章雄住職)で8日、元
旦から続けられていた吉祥護摩修行の結願となる柴燈大護摩初
祈祷法要が営まれた。新しい年の家内安全や無病息災を願う参
詣者ら約300人が訪れ、護摩の白煙たなびく緑深き愛宕山内
で勇壮な火渡りが行われた。
 山伏姿の行者が吹き鳴らす法螺貝の音を合図に不動明王堂前
に松木を組み檜の葉を積み上げた護摩壇(縦3.5m、横1.2m、高
さ1m)に点火。結衆寺の僧侶らが般若心経を唱えるなか、燃え
盛る護摩壇に信者らが1年間の願い事を書き込んだお札を投げ
いれ、火勢が衰えるのを待って湯加持祈祷を修行。
 このあと燃え落ちた護摩壇を青竹でならし、まだ炎が残る煙
道を素足の麻生住職が渡初めを。つづいて檀信徒らが鉢巻きを
しめ、厄よけのお札を手に残り火の上を裸足で不動明王像に向
かい招福を祈りながら渡った。
 東広島市から長男、長女の手を引き参詣した主婦(32)は、
「雑誌などで知り、厄払いのため来ました。今年も家族全員元
気に過ごせるようお願いしました」と話していた。


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