山陽日日新聞ロゴ 2002年12月18日(水)
大林監督「五風十雨日記」
 
増刷後も売れ行き好調
  尾道市が成人式の記念品にも
表紙
◎..西日本新聞(福岡市)に続いて山陽日日新聞で昨年、毎日
連載した映画作家、大林宣彦監督によるコラムの集大成『日日
世は好日2001−五風十雨日記 巻の一 同時多発テロと《なご
り雪》』=写真=の売れ行きが好調である。9月末に、映画
《なごり雪》の東京公開に合わせて増刷された後も各方面で話
題を広げており、映画作品と同様に、ロングセラーの様相にも
なっている。
◎..《なごり雪》の臼杵公開に合わせて、今年4月末、たちば
な出版(東京都杉並区)から発刊され(定価1500円)、150
本におよぶコラムを新聞紙上と同様に、小田桐昭さんの挿絵と
共に収録。1本ずつの話には、執筆した日付けも記されており、
まさに『日記』と言えるページ立てである。世界の動向から見
えて来る《なごり雪》の臼杵、そして古里尾道への厳しくも温
い思いを綴り、『人と語る』『旅に出る』『映画を作る』の3
つの流れで纏めてある。
◎..これまでに映画評論家、川本三郎さんが雑誌「サビオ」
(小学館)に、「キネマ旬報」誌には野村正昭さん、大手紙で
は毎日や産経新聞、しんぶん赤旗などで紹介された。さらに9
月には、NHK−BS2で放送されたテレビ番組「週刊ブックレ
ビュー」で、落語家で映画監督でもある立川志らくさん(立川
談志一門)が推薦本として取り上げ、「良い映画批評、社会批
評がたくさん入っており、優しい本になっている。スピルバー
グ監督の『A.I』は感動作と言われながら、日本で感動を呼
ばなかったのは、『ファンタジーを創れない世の中になったか
らだ』と大林さんは端的に語っている。映画評論家は、制作の
技術的なことばかり言っている中で...。 日本は映画も唄も、
アメリカを真似て影響を受けて来たが、『都都逸』を唄ってス
ターになる奴がいてもいい...」 などと語り、日本文化の再考
に適した一冊であることを熱っぽく語った。
◎..同本は来年1月の尾道市成人式の記念品として、贈られる
ことになっている。さらに、今年4月から本紙で連載している
『日日世は好日』についても、同じくたちばな出版から第2巻
として、発刊が検討されていると言う。監督は「毎日書くとい
う習慣によって、世の中のことをより深く考えることが出来ま
す」と本紙記者に語っている。

(西郷四郎記念大会 少年団交歓柔道大会は)
 オリンピック種目となっている武道の振興とスポーツ少年団
の交流を目的に、尾道で死去した講道館柔道草創期の鬼才西郷
四郎(1866〜1922)を偲び開かれているもので、大会前日の14日、
終焉の地の東久保町、浄土寺西側にたつ西郷四郎碑ならびにブ
ロンズ像周辺の清掃・美化活動を砂田和昭・大会審判部長や尾
道かもめ会の指導者、会員ら20人が出て行なった(写真)。
 また80周忌にあたる祥月命日の23日、浄土寺で西郷四郎
追悼法要委員会(栗本秋夫代表)による法要が営まれる。

        


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