山陽日日新聞ロゴ 2002年12月7日(土)
立ち枯れの根に火
 鳴滝山の残火処理もう少し時間
  立ち上がる煙との闘い!
 3日午後4時ごろ、吉和町の鳴滝山中腹あたりから出火した
火は山林約30ヘクタールを焼いて翌日の4日午後5時15分
ごろ鎮火した。25時間も燃え続けた火の鎮火は雨のお陰が大
きかった。山火事は鎮火したものの、尾道消防では5日、6日
と残火処理に追われた。
 山の上から下に向かって残火のローラー作戦。地元消防団も
民家を中心に巡視も行なった。焼け跡のあちこちから煙が上が
り、背中に負ったジェットシューターで消火する。傾斜のきつ
い山とあって消火用の水が切れると、水の補給も難しい。手に
していた飲み水用のペットボトルの水を掛けて消火する。誰が
差し入れたのか判らないが、有難いミカンをポケットから出し
て囓り、水分補給の消防職員。
 「煙が上がっている」と通報があれば駆け付ける。消防では
交代しながら残火処理に追われた。とくに、立ち枯れの木が燃
えて倒れ、倒れた跡には地下に根っこが上や下へ這っている。
この根っこの中が炭化状態になっており、暫くすると地面の中
の根っこが煙を上げるというイタチごっこ状況の残火処理。ま
さに見えない火との闘いの消防。ヘトヘト、クタクタになりな
がらも地下から立ち上がる煙の処理に当たっている。完全に火
がなくなるにはもう少し時間が掛かりそう?


        


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