山陽日日新聞ロゴ 2002年11月6日(水)
和作忌賑やかに
 「評伝・小林和作」を漫画に
  
来年の30回忌へ向け新たな取組み
法要と奨励賞の授与  講演
 第29回の和作忌が祥月命日の4日午後2時から、菩提寺の
西国寺で営まれ、遠来の客ら120人が参会し衰えぬ和作人気
を示した。
 筆塚もあるお墓の前で今年は諸行事がおこなわれ、手塚弘三
氏(玄洋会支部長)が進行役。読経の中、全参会者が墓前に線
香を手向けた後、和作忌協賛会長に今年就任した石田克彦美術
協会長(尾道白樺美術館長)が挨拶。
 「現在も和作先生に直接指導をうけた人が10人ぐらい居る
が、こうしていると先生の声が聴こえてくるような気がする。
デッサンとものの本質を確かめることを教わった。ものをしっ
かり見て絵を描けと基本はいつも同じだった。
 自然を愛し、人を愛し、尾道を愛した先生だったが言葉では
その大きさを言い表せない。絵も傑作だったが人生も傑作だっ
た」と思い出や教訓を語り、いつまでも先生を顕彰していこう
との決意を改めて述べた。
 続いて、既報の高校教諭三島忍さんに小林和作奨励賞を亀田
市長から贈った。
 三島さんは「何を描こうか迷った時期もあったが、尾道の風
景、尾道の生活の匂い、海の香り、風の音を描くことを決めた。
受賞を機にますますその想いを強くして頑張りたい」と喜びを
語った。
 さらに、長江1丁目の小林家旧宅を尾道市に寄付した小林道
博さんに市長から感謝状を贈った。
 午後3時半から、テアトロシェルネで「小林和作追想コンサ
ート・にほんの四季を唄う」が開かれ、約400人が懐かしい
曲と共に高橋玄洋さん(劇作家)の想い出語りに在りし日の和
作を偲んだ楽しい催しだった。
 午後7時から、玄洋会の懇親会が西山別館で開かれ、帯広な
ど北海道、玄洋さんの在住の所沢、中川一政との縁がある奈良
の3支部に東京・大阪・兵庫などから約60人が出席。
 山北篤教育委員の司会。手塚支部長の挨拶。亀田良一市長の
祝辞の後、玄洋さんが「来年は没後30年忌になるが、それに
相応しい取り組みが着々と進行しており、今から楽しみ。こう
してひとつ1つ続けていくことが大切だ」と和作先生を顕彰す
る営みの大切さを話した。
 高橋玄洋著「評伝・小林和作」を漫画本にして、広く子ども
たちに人間和作とその業績を知ってもらい伝え続けようという
営みが続けられていることを指している。
 このほか、12月23日(月)まで、潮見町の「なかた美術館」
で、「村上選・佐藤苔助二人展」も開催されている。


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