山陽日日新聞ロゴ 2002年11月3日(日)
一宮神社 青年部復活の御輿出陣
階段を巡幸する御輿
 奇祭で知られる東土堂町、吉備津彦神社(平田八千枝宮司)例
祭ベッチャー祭、別名「一宮さん」が1日、御輿の渡禦で始ま
った。
 138年前に誂えられたこの御輿、傷みが激しく、一宮神社
青年部が自分たちの手でと今春から再生に着手。まず屋根と胴、
台座にわかれる台座の部分から取り掛かり、祭りに間にあわせ、
さらに何時の頃からかなくなった頂上の鳳凰飾りを新調。午後
6時からの渡禦を前に藤原俊之総代長が法被姿の担ぎ衆約50人
に後2〜3年かけ完全に仕上げると華麗に蘇りつつある御輿を
披露。このあと本通り商店街や久保・新開など威勢よく練り本
町センター街のお旅所へ。
 2日は大祭、午後7時から境内で黒島幸二歌謡ショウ。つづ
いてベッチャー太鼓を奉納。
 本番の3日は御輿が午前7時半、センター街のお旅所を出発、
三軒家−天満−西御所−東御所−駅前−お旅所。午後1時にセ
ンター街を、市役所−尾崎本町−久保−長江通り−本社へのコ
ースで巡幸、午後6時還禦する。
 文化4年(1807)疫病が流行したさい、吉備津彦神社でも平癒
祈願が行われ、満願成就の日、御輿を奉じて病家を見舞ったが、
その先祓いとして獅子頭をはじめ異様装束のショーキ、ベタ、
ソバ
が先導をつとめたのが始まり。ショーキがササラ、ベタと
ソバが祝棒を手に急テンポの太鼓やチャンギリの音にあわせ囃
立てる子供たちを追い掛け回し、ササラにあたると風邪をひか
ないと言われる子供の健やかな成長を願う珍しい祭りで、昭和
37年に市民俗文化財に指定されている。


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