山陽日日新聞ロゴ 2002年10月13日(日)
広島文化賞
 伝統文化の継承に高い評価うけ
  
山波民族行事保存会に
  
 尾道市では10年振り晴れの受賞
山波神楽
 第23回広島文化賞に尾道市山波町、山波民族行事保存会
(寺岡昭治会長、会員30人)が−。地域文化の向上や普及に
寄与した団体・個人を顕彰するひろしま文化振興財団(会長、
藤田雄山知事)がこのほど発表したもので、今年度は山波民族
行事保存会と広島市と東広島市の個人2人に贈られる。
 贈呈式は24日、県民文化センターで開かれるひろしま県民
文化フォーラムの席上、行われる。
 山波民族行事保存会は、地区の伝統行事である山波・艮神社
の「餅搗神事」「山波とんど行事」「山波神楽」(写真)を核
とした町づくりを目指し昭和46年3月に結成され、行事の復
活と伝承、後継者の育成に尽力。古来の姿に復活させた餅搗神
事が結成翌年、つづいて49年にとんど、平成9年には神楽が
市無形民俗文化財に指定されるに至った。
 その間、山波小の空教室に山波歴史民俗資料館を開設、子供
神楽クラブを発足させ、尾道神楽競演大会はもとより平成9年
には招かれてハワイで公演、国民文化祭にも出演するなど伝統
文化の普及とレベルアップに貢献。市でも文化財愛護のモデル
地区指定を検討している。
 尾道市からの受賞は、第1回「(昭和55年)の久保2丁目、
書家藤原勝子さん(87)につづき尾道美術協会初代会長を務めた
故小野鐵之助 さん、市文化財保護委員の財間八郎さん(百2
歳)ら個人7人に吉和踊り保存会、尾道美術協会など3団体。
平成4年、美協会長で洋画家の故妹尾正雄さんと尾道市民合唱
団がダブル受賞して以来、10年振りの受賞となった。
 寺岡会長は、山波町には恵まれた伝統文化が多くあり、これ
らを通じて地域づくり、人づくりに役立てています。今回の受
賞は、ひたすら伝統行事を守り続けられている、山波町民全体
の方々の努力に対して高い評価が下されたもので大変な喜ばし
い事で、今後とも伝統文化の継承に努力したいと思います。

19〜20日 山波・艮宮の例祭
餅搗き神事
 山波・艮神社の例祭が19日から20日にかけ営まれる。
 初日午後6時から境内で子ども餅搗、7時から神楽(市民俗
文化財)が奉納され、ついで9時から餅搗神事(同)が行われ
る。また家内安全や商売繁盛など各種祈願も受付ける。
 20日は午前10時から式典、午後1時から子供神楽も交え
神楽が奉納され、甘酒や護符の披露もある。
 餅撒神事は収穫を祝い、白鉢巻、白褌の男たちがサスリと呼
ばれる杵をとり臼をまわしながら掛け声も勇ましく搗きあげ、
神宮は鏡餅にして祭礼に供える宵宮行事。

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