山陽日日新聞ロゴ 2002年9月15日(日) なごり雪
筑紫哲也さんとのシンポジウムも
 
古里映画が世界発信へ
  大林監督 伊勢さん 外国特派員協会で会見を
樹齢900年の大楠に囲まれ「すごく「気」を感じる」と2人
◎・・日本の古里映画、海外へ発信−。新作《なごり雪》を抱え
て全国キャラバンを続けている大林宣彦監督が、海外の通信社や
新聞社などメディアが集う社団法人「日本外国特派員協会」(東
京都千代田区)に招かれて、記者会見することになった。
◎・・20日夜、協会内で《なごり雪》を上映観賞後、大林監督
とミュージシャンの伊勢正三さん、後藤國利臼杵市長の3人が会
見にのぞむ。作品に込められた思いや願い、日本の古里などにつ
いて1時間にわたって話し、質問を受ける。英語と日本語による
同時通訳で進行。監督はあらゆる場面で、《なごり雪》の撮影2
日目に発生したアメリカでの同時テロ、その後の日本を含めた世
界の動向、その背景などについて考えを語っていることから、記
者からも多くの質問が出されることが予想できる。
◎・・日本外国特派員協会は現在、日本のメディアを含めて約
30か国の180社が加盟。小さな『地方』の町で作られた映画
が、首都『東京』を飛び越えて、一気に『世界』へ向けて羽ばた
く時機が来たと言え、これまでの東京中心の映画興行を止め、地
方の町から公開上映を続けている《なごり雪》らしい現象、道の
りと言える。
◎・・さらに、その2日前の18日夜には、東京の九段会館を会
場に、読売新聞社が主催する特別企画のシンポジウム「映画・古
里・日本・幸福」(仮題)が開かれる。
◎・・作品上映に続いて、パネリストに大林監督とジャーナリス
トでニュースキャスターの筑紫哲也さん、後藤臼杵市長、児童文
学作家で大林映画《転校生》や《さびしんぼう》《はるか、ノス
タルジィ》などの原作者山中恒さん(北海道小樽市出身)の4人
が登壇する。参加聴衆は600人。後日、読売紙上での報道が想
定される。企画段階では、パネリストの1人に亀田尾道市長の名
前も挙がっていたが、残念ながら実現しなかった。
(=写真は、先日の尾道・福山公演の合い間に立ち寄った艮神社
での監督と伊勢さん)。

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