山陽日日新聞ロゴ 2002年9月11日(水)
本四連絡橋のはなし
 藤川公団総裁が著書を発行
本四連絡橋のはなし 表紙
 橋は、かくして架けられた・・・という新刊本が成山堂書店
(東京・新宿)から発行された。本四橋を架けるに至ったある悲
劇の物語を第1章に、橋の規模と種類、長大吊橋、長大斜張橋、
世界に広がる本四橋技術、架橋効果まで7章で構成されている。
 本のタイトルは「交通ブックス112 本州四国連絡橋のはな
し」−長大橋を架ける−。四六判、194頁、定価1575円(税込)
発送費360円。著者は藤川寛之さん。藤川さんは昭和15年香
川県生まれ、(中略)平成7年に本州四国連絡橋公団理事、8年
副総裁、12年6月から総裁。
 世界最長の吊橋「明石海峡大橋」、想像を超えるスケールの本
四架橋を実現させた技術とは?、世界に誇る大橋建設のはなし。
興味深い話が盛り込まれている。長大橋は1955年。多くの犠牲者
を出した本四連絡船「紫雲丸」事故が契機となり、自由に瀬戸内
海を行き来したいとの願いが高まったこの頃から架橋計画が立ち
上がった。しかし、水深が深い、潮流が速い、台風や地震と条件
の厳しい場所への大橋架橋は至難のわざ。日本の土木技をとって
未知の領域への挑戦。
 興味深い話、世界最高水準と評価の高い話もいっぱい詰まって
いる本。ケーブルの錆防止対策でケーブルの束の内部に人工的に
乾燥空気が送り込まれていること。本四連絡橋プロジェクトに携
わった人々の苦闘など垣間見られる−。問い合わせの電話は03-
3357-5861番。FAXは03-3357-5867番。
 なお、第4章の「長大斜張橋の建設」で、斜張橋の作り方で多
々羅大橋が登場する。第3章の吊橋の作り方で来島海峡大橋が登
場する。最終章の第7章は架橋効果のため、交通条件の改善と交
流の拡大、架橋効果の具体例など効果のまとめとなっている。

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