山陽日日新聞ロゴ 2002年8月31日(土)
室町の扇面屏風に光を
 10月末に浄土寺で源氏絵まつり
浄土寺の屏風
 東久保町の浄土寺(小林海暢住職)に伝わる「源氏物語絵扇面
張屏風」に関わる文化行事が、この秋10月末に「尾道源氏絵ま
つり」として開催される。
 絵まつり実行委員会(日暮兵士郎委員長)の主催で、10月23日
から11月4日まで、浄土寺阿弥陀堂の特設会場で、「源氏物語絵
扇面張屏風」を特別公開(展観券500円)、11月4日には、森
山茂尾道大学教授の特別講座が開かれる。
 また同場所で10月27日から11月4日まで、東映映画「千年の恋」
で紫式部役の吉永小百合さんが被着した衣装も展示する。
 茶会は10月27日、浄土寺山内で法輪会と淡交会尾道支部、滌源
会尾道支部、三癸亭賣茶流尾道支部、露滴会がもてなす。茶席券
は5000円、限定500席。
 作家田辺聖子さんの記念講演「わたしの源氏物語」は10月23日
午後6時半から、市公会堂で開かれる。入場券は一般2000円、学
生1000円、1000人限定。入場券はしまなみ交流館、啓文社各店、
浄土寺で販売中。問合わせは電話0848-37-5080番へ。
 特別公開される扇面張屏風(=写真)は室町時代末期の作で、
縦155cm、横345cm。1972年に重要文化財に指定されている。
源氏物語の諸場面を題材に、扇絵60面を6曲1双の蔦葛図を下絵
に仕上げられ、扇絵は季節ごとに配置され、扇面の角度を微妙に
変えたり、葛葉の色を変化させて美しさを引き立たせるなど、美
術的に価値の高い文化遺産とされている。今回地元で、実質的に
は初めて光が当てられる。

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