山陽日日新聞ロゴ 2002年8月20日(火)
吉和踊り浄土寺へ奉納
浄土寺境内での吉和踊り
 室町幕府を開いた足利尊氏(1305〜1358)ゆかりの県無形民族文
化財「吉和太鼓踊り」が18日、東久保町の真言宗浄土寺に奉納
され、名刹での勇壮な歴史絵巻が参詣者や観光客ら約200人を
魅了させた。
 尊氏が建武3年(1336)九州に下ったさい、同寺で戦勝を祈願、
吉和の人々が船手として加勢し、勝ち戦を祝い踊ったのが始まり
と伝えられ、吉和太鼓踊り保存会(小倉八郎会長)により、隔年
の旧7月18日(現8月18日)に披露されているもの。
 紺地の法被に手甲、脚絆、白襷の揃いの装束に身を固めた小・
中学生ら総勢約100人が、地元の吉和元町、恵美須神社前で演
じたあと、旗印や御船の作り物を先頭に市内を練り、まず浄土寺
の石段を後ろ向きに登りながら「イヤー ハイ」の掛け声も勇ま
しく太鼓や鉦を打ち鳴らしながら披露。このあと国宝の本堂(写
真)と多宝塔前で奉納し、あわせて病魔退散を浄土寺観音に祈願
した。

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