山陽日日新聞ロゴ 2002年7月24日(水)
谷村効果も
会議所の観光文化委がH・Pでアンケート集計
 「また来たい」が96%も
  情報は口コミがトップ。イメージ悪い30%
 尾道商工会議所の観光文化委員会(大崎賢二委員長)では22日、
インターネット上で実施した「尾道の認知度・イメージ度」のア
ンケート調査結果をまとめた。リピーター観光地であることと、
谷村新司ワールドが新たに加わったことなどが分かる。
 実施時期が4月1日から5月31日まで、HPにアンケートを
開き、尾道に来たことがある人、来たことがない人に分けて調査
した。真面目に答えてもらった人のみ(全体の8割強以上)を集
計。来た人185人(224)、来ていない人138人(140)
分を集計した。
 来ていない人のうち、多くが資料などを求めており、そのうち
の多くが連休を利用して尾道を訪れてくれていると会議所ではみ
ている。とくに今回は、尾道の詩(歌)を発表した谷村新司の影
響が大きかったと同所が調査結果の中で『特筆』しているのが目
立つ。
 [既来訪者分]
 (1)尾道に来た回数=1回25%、3回21%、5回以上
54%▽(2)その理由=観光74%、仕事6%など▽(3)情
報メディア=家族・友人の話36%、ガイドブック23%、新聞
雑誌14%など▽(4)誰と一緒に=5人までのグループ36%、
夫婦35%、1人21%、団体8%▽(5)尾道の料理は?=魚
料理41%、寿司6%、ラーメン36%、お好み焼8%▽(6)
宿泊=泊まった49%、泊まっていない51%▽(7)何処へ?
=千光寺公園47%、古寺めぐり17%、ロケ地巡り12%、し
まなみ海道10%▽(8)来てみての魅力=景色75%、お寺
10%、グルメ6%、祭り1%▽(9)尾道のイメージ=良かっ
た70%、悪かった30%▽(10)また来たいか?=行ってみ
たい96%、考えてみる4%、行きたくない0%。
 年代別では10代2%、20代12%、30代34%、40代
30%、50代16%、60代以上6%。
 職業別では、会社員61%、主婦18%、経営者11%、大学
生2%、学生3%など、性別は男性57%、女性43%だった。
 [未来訪者分]
 (1)尾道は何県?=岡山4%、香川1%、愛媛1%、広島
94%▽(2)何処へ行きたいか=しまなみ海道29%、ロケ地
巡り27%、古寺巡り22%、千光寺公園16%、文学の館6%
▽(3)情報は何で知ったか?=家族・友人の話34%、ガイド
ブック20%、テレビ・ラジオ14%、旅行会社の情報9%、新
聞雑誌3%、パンフレット2%▽(4)尾道のイメージ=風光明
媚39%、映画の街25%、文学の街24%。
 年代別では、10代2%、20代14%、30代26%、40
代25%、50代21%、60代以上12%。
 職業別では、会社員51%、主婦34%、経営者5%、大学・
学生3%など。男女別では、男性41%、女性50%だった。
 [観光文化委の総括]
 参考意見として(1)駐車場マップや通りの名前の表示▽(2)
新尾道と市街地のアクセス▽(3)案内表示が不十分▽(4)旅
館の似合う街なのに、泊まれる旅館が少ない。
 今後の対策としては(1)滞留時間をいかに長くするか▽(2)
近隣との連携で1泊2日の企画▽(3)年齢にあった観光ポイン
ト▽(4)修学旅行をターゲットになどを挙げている。

転載責任者メモ:ネットをやっている人、アンケートの数字の見方を
        知る人なら、この結果を"一般的数字"とは見ないと
        思いますが、それは多分会議所も承知の上でのこと。

        2度と行きたくない人が、ネットで尾道関連のHPを
        検索し、更にアンケートに答えたりすることはまずない
        でしょう。商工会議所のHPを見ようというだけでも
        かなり積極的ですし、数字としてリピーターが多くなる
        のもうなずけます。本当の数字を知るためには帰りの
        電車や車をつかまえてアンケートを採るしかない。

        その中で「イメージが悪かった」というのは具体的には
        どういうことだったのかもっと知りたかった。これこそ
        参考になることなのですが。それなのに「行きたくない」
        が0%なのが不思議ですが、ということはイメージの悪さは
        大したことがなく、それを補って余りある魅力があった
        ということでしょうか。
        尾道ファンの私が見てもイメージの悪い部分は確かにあり、
        特に最近の若い人は全国どこでも同じで、尾道だけが夢の
        ように素敵な若者しかいないというわけにはいかないのも
        事実。コンビニ前で食べ物を猿のように食い散らかしている
        のは悪しき東京文化の伝来。東京で見慣れているから尾道
        嫌いにならないだけで、尾道だけでこんな事が起こって
        いたら・・

        面白いのはむしろ未来訪者の数字。ロケ地巡り希望が
        27%で古寺めぐり希望者より多い。やはり尾道と言えば
        映画(特に大林監督)というのが浸透している。それだけ
        大林監督がテレビ雑誌などで尾道の名を広めているという
        事なのでしょうね。私も通っているうちにロケ地巡りを
        離れて町巡りをしていますが、そういえば最初はやはり・・

        案内表示の件。車で来る人を駐車場にスムーズに案内する
        工夫は確かに必要でしょう。キョロキョロしては止まったり
        していると危険でもあり渋滞の原因になる。
        ただ、歩いている人に対する「順路」の表示は、今以上には
        いらないと思っています。観光マップを見ながらの「こっち
        だろうか、あ、行き止まりだ」などという「小さな冒険」は
        尾道旅の要素だと思うのですね。順路を外れた場所から
        思わぬ風景が見られたりする。表示が親切過ぎると「自分だけ
        の取っておきの尾道」を見つけるチャンスがなくなる。それは
        寂しいこと。
        効率を求める観光客の方は、シルバーガイドなどの案内人を
        (有料で)付ければ良いのでは。観光タクシーのように、
        駅前でそういう案内人が簡単に捕まると良いですね。駅から
        電話すると来てくれるとか。まあ理想ですけどね。


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