山陽日日新聞ロゴ 2002年7月17日(水)
"硬軟"2題
 
少年マガジンと文春で
  尾道舞台の連載マンガと「蔵鮨」
◎・・子どものベストセラー週刊「少年マガジン」(講談社)
7月24日号から、新連載「ぱすてる」がスタートしたが、76ペー
ジの初回で随所に見慣れた光景「尾道」が登場し話題になってい
る。啓文社の説明では、作者の小林俊彦さんは三原出身の尾道大
好き人間という。
◎・・新尾道駅、尾道近辺ならどこにでもある「海の家」。橋と
フェリー。山手の坂道と2ページを使っての尾道市街・尾道水道・
向島の風景などが随所に登場。志賀直哉の旧居などは見てそれと
すぐに分かるほどで、小林さんの描写力が伝わってくる。
◎・・マガジンが"軟"なら、こちらは"硬"も硬「文藝春秋」の8
月号。連載「いい街すし紀行」20で、尾道久保本通りの「蔵鮨」
が登場している。文春独特の編集のグラビアで、カラー7頁の
"超大作"。文が岐阜女子大観光文化学科の里見真三教授。
◎・・故初代の井上富吉さんの一代記から始まるこの紀行文は、
富さんを知る人には「嬉しい」。文春の執筆者とあって、中身は
PRとは無縁な世界。最後に1ページを使って『尾道旅のメモ
「西の奈良」を行く』もまた嬉しい。今は亡き富さんには、また
とないよい供養になった。合掌。


ニュース・メニューへ戻る