山陽日日新聞ロゴ 2002年7月12日(金)
県高校美術連盟
 2泊3日で合宿交流を
  夏休み恒例「尾道を描く」写生大会
路地に座り絵を描く生徒
 今年の夏も、広島県高等学校美術連盟が主催する「尾道を描く」
写生大会が、31日から2泊3日で、尾道旧市街地で開かれる。
 夏休みを利用して、制作技術の向上はもちろん、日頃交流のな
い他校部員との交流を目的に、「絵になる町」尾道で合宿してい
るもの。7回目となる今年は、現在のところ9校から90人規模
の美術部員が参加を申し込んでいるという。
 初日は午前中に市立美術館前に集合して開会式、それぞれ写生
地をもとめて市街地へ飛び出していく。題材は「尾道の風景画」。
F15号のキャンバスに油絵の具、アクリル絵の具で着彩してい
く。2日目も各自制作を続け、3日目の最終日午後、出来上がっ
た作品を提出し、顧問の教諭が審査して最優秀作品など入賞者を
決める。初日、2日目とも夕方には全員で合評会を開いて、作品
について語り合う。
 宿泊は、昨年は千光寺公園内の「友愛山荘」も分宿で利用した
が、収容人数が少ないため、今年は一本化してホテルおか島に全
員が泊まる。
 高校美術連盟は、県内の公立、私立高校の105校が加盟。森
原文雄・神辺旭高校教諭を実行委員長に準備を進めており、国泰
寺、安古市、呉工業、呉三津田など西部と福山市立、神辺旭、尾
道東など東部と、山陽沿い全域からの参加が予定されており、さ
らに参加校は増えると見ている。
 上位20位の作品は、広島県立美術館での県高校総合文化祭中
央展に展示する。また、次回の高校生絵のまち尾道四季展への出
品も目指して、さらに修正を加えていく生徒もいるという。
 =写真は一昨年、山の手で尾道の町並みを描く高校生の姿。


転載責任者メモ:「絵のまち尾道」というのは、こういうことなの
        でしょう。誰か特定の偉い画家を輩出した、という
        ことも大事でしょうが、私は逆にそれが全くなかった
        としても、絵を描く人が集まる町、それを町を挙げて
        バックアップしてくれる町が「絵のまち」だろうと
        思います。
        「尾道・映画の町」は、これに比べるとまだ始まった
        ばかりかもしれません。ネットで自由に自分の映像作品を
        流せる時代に入って、これからそういうプロ・アマ作家を
        どうバックアップ出来るか。プロのみが対象のフィルム
        コミッションだけで、果たして足りるのか。「絵のまち」
        の活動の中に、ヒントがあるような気がします。


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