山陽日日新聞ロゴ 2002年6月15日(土)
「はやく大きくなあれ」
 高見小5年、ヒラメ稚魚放流
放流する子供たち
 向島町、高見小学校の5年生28人は学校近くの海岸で栽培漁
業で育てたヒラメの稚魚約500匹を放流した。
 総合的学習の時間で環境問題に取り組んでおり、向島町漁協と
尾三地域事務所農林局水産課の協力を得て稚魚の放流が行われた。
 ヒラメは竹原の栽培漁業センターで3月、種苗生産し、5月28
日、向島町漁協の中間育成施設に移され、ビタミン、ミネラルな
ど栄養素が入った魚粉飼料を与え、体長8cm、体重3gにまで育
った。
 児童は1人あたり約10匹ずつバケツに入れ、同漁協海岸に移動、
半ズボン姿で海に膝小僧まで浸かりながら「早く、おおきくなぁ
れ」と呼び掛けながら、バケツから放してやっていた。
 吉原さん(10)は「ヒラメの体の色が海底の土の色と同じ色に変
わり、そのまま土のなかにもぐったのにはビックリしました」と
驚いていた。ヒラメは外敵から身を守るため周囲の色に同化、海
中の土にもぐり、目だけ開け、小エビなど獲物を狙い生活してい
る。
 水産課の御堂技師からヒラメの人工種苗、栽培漁業の流れなど
説明をうけたのち、中間育成施設で魚粉飼料を与えていた。
 ヒラメの成長は早く、1年後には体長20cm程度の成魚に育ち、
白身の刺身、唐揚げと食卓をにぎわす。


転載責任者メモ:漁業も近海では農業のように"育てる"のですね。
        子供たちと一緒に勉強になります。。


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