山陽日日新聞ロゴ 2002年5月28日(火)
県内1生産地向島
 
初夏の味覚トマト出荷
  甘く味が濃い桃太郎ヨーク
トマトの収穫風景
 初夏を代表する味覚、トマトの出荷が県内1の産地、向島町で
はじまった。
 林幸博さん宅の5棟、12アールのビニールハウスでは完熟の
真っ赤、ピンク色に染まった「桃太郎ヨーク」をハサミで丁寧に
摘み取り、JA向島町の選果場に出荷している。
 冬場、ボイラーを焚き加温、成長を早め、樹勢をみながら、自
分でブレンドしたオリジナルな肥料や水をやり、日当たりや風通
しを良くするため葉っぱを間引いていった。今年は暖冬で例年よ
り成育が早く、10日前後、出荷が前倒しになった。
 桃太郎ヨークは日持ちが良く、大玉が揃い、桃太郎エイトなど
他の品種に比べ酸味が強いのが特徴。オリジナルな肥料をはじめ
栽培管理にひと工夫している林さん宅の桃太郎ヨークは5度あれ
ば十分に甘い糖度が6度を越え、甘みと酸味がほどよく調和、味
が濃く、深みがあり、有道の国道沿いに開いている「無人市」で
販売。安くて美味しいとの評判が口コミで広がり、主婦らが次か
ら次へと買いもとめている。
 また毎月第3水曜日に開かれている「うたのしま夢市場」にも
トマトを出品、好評を博している。
 トマトの初出荷は先月24日、最高は2000円の卸値をつけ、連
休明けから出荷量が徐々に増え、現在1日3400ケースを大消費地
の大阪をはじめ広島、福山、三原市場に搬送。値段は上がり気味
で1200円前後で推移している。収穫は7月末まで続く。
 トマトは完熟しても1週間は鮮度が保たれ、新鮮野菜として、
またサラダやサンドイッチ、そしてクッキーの組み合わせなど用
途が広がっている。
 JAトマト部会の加入者は55戸、今年の生産量は770トン
の見込み、販売目標額は1億5700万円。
(写真は色づいたハウストマトを収穫する林さん)。


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