山陽日日新聞ロゴ 2002年5月22日(水)
向島歩こう会
 
小早川隆景像や閻魔像を
  三原、半田家祖先、米山寺に
水車の前を歩く一行
 向島歩こう会(藤田久登会長)は19日、向島町の半田家と関
わりが深い三原市沼田東町、米山寺に行った。本郷駅まで電車で、
そこから米山寺まで往復8kmを散策した。
 米山寺までの要所には「米山寺道」の古い石の道標が5か所、
山道に入ると昔、米山寺仁王門があった所に立派な水車小屋があ
り、素晴らしいロケーションだ。
 米山寺では藤田会長が垣井龍雄住職に依頼、学者の研究目的以
外には開かない宝物館を特別に開帳してもらい、国の重要文化財
の絹本着色小早川隆景像や木像如来像行動面、宝物館隣の霊堂の
堂々たる閻魔像、2本の仁王像など見ながら垣井住職の解説に耳
をこらしていた。
 参加者の前田さんは「文化財を見るのが好きで、思ってもみな
かった宝物館に入れ、感激しました」と興奮の面持ちだった。
 昼食後、町文化財保護委員でもある藤田会長から小早川一族の
盛衰、米山寺が平安時代仁平3年(1153)の開基で小早川家の初
代から17代隆景まで累代の宝篋印塔が整然と並んでいることで
有名でそれだけに重要文化財が多いこと、向島町津部田に100
軒以上の檀家があることなど説明があった。
 参加者の一人、向井さんは「私の主人の祖先は小早川一族の末
裔です。生前、因島市椋浦にある小早川家の墓を探し当て、一度
米山寺にお参りしたいと言っていました。今日、祖父の願いが叶
った気持ちになり、感謝しています」と話していた。


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