山陽日日新聞ロゴ 2002年5月9日(木)
18日尾道薪能
 11年目演者の若返りを
 「シテ」長男の篤司さんに交代
昨年の薪能
 初夏の尾道の文化イベントとして定着している「尾道薪能」が
18日(土)午後6時から、東久保町の真言宗浄土寺の特設能舞台
で繰り広げられる(雨天時はしまなみ交流館)。尾道足利氏ゆり
の会(日暮兵士郎会長)と尾道薪能実行委員会(山本孝司委員長)
の主催で、11回目。演者の若返りが今年の特徴と言える。
 狂言『二九十八(にくじゅうはち)』(茂山茂、松本薫)のあ
と、夕闇迫るなか、舞台近くに置かれる薪に火が入れられる。京
都清水寺の建立の謂われを語る仕舞『花月』を、重要無形文化財
能楽保持者の吉田潔司さん(60)=京都府向日市=が演じ、井上嘉
介さんの仕舞『花筺(はながたみ)』が続く。
 クライマックスの能『鍾馗(しょうき)』では初めて、吉田さん
の長男である吉田篤司さん(28)が主役であるシテを演じる。剣の
威光で悪鬼を退治、国土を守った中国の鍾馗大臣の昔話が内容。
篤司さんは昨年修行を終えて独立、尾道薪能にも初回から仕舞で
出演している。シテ方観世流準職分。「まだまだ未熟ですが、若
々しい舞台をお見せしたい」と意欲を語っている。
 前売りは一般3000円、大学生1000円で市教委、観光協会事務局、
しまなみ交流館観光案内所などで販売中。
 =写真は昨年の薪能のようす。


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