山陽日日新聞ロゴ 2002年4月28日(日)
開館3周年記念
 
44年振り尾道での個展
  29日から 白樺美術館で武者小路實篤展
武者小路実篤「志し篤く」
 久保3丁目、尾道白樺美術館(石田克彦館長)で29日から、
『武者小路實篤展』(尾道市、尾道市教委、山陽日日新聞社など
後援)が始まる。開館3周年記念で、会期は7月14日まで。
 明治、大正、昭和にわたって小説や詩、戯曲、芸術論など幅広
い分野で活躍し、雑誌『白樺』を発刊、尾道や吉井長三・白樺美
術館理事長らとも深いつながりがある實篤(1885〜1976年)の作品
展は、尾道では長江口で開かれた1958年以来、44年振りになる。
 ポスターの原画にもなった『志し篤く』(=写真の作品、色紙
大)は1959(昭和34)年、吉井理事長の長男篤志さんの誕生を記念
して描かれた紙本墨画淡彩。他に實篤の名文「この道より 我を
生かす道なし この道を歩く 為吉井長三君」と記された淡彩
『大仁城山風景』など絵画作品30点と、1912年当時、尾道に滞
在していた小説家志賀直哉に宛てた書簡など20点を展示する。
 「文学者としてのイメージが強い實篤ですが、野菜や果物、草
花など身近な何気ない物も描いています。尾道で一堂に展示され
るのは久し振り、記念すべき展覧会にお出で下さい」と同館。
 初日午前10時からオープニング式、期間中の5月16日と
6月20日の午後2時から、石田館長と同館学芸員による作品解
説などのギャラリートークを行なう。


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