山陽日日新聞ロゴ 2002年4月18日(木)
まず尾道から
『自然と平穏の有難さ忘れた時代に警鐘』
  大林監督『日日世は好日』発売
   本紙と西日本新聞の連載コラム集
日日世は好日 表紙
 昨年6月5日から12月21日まで、100回にわたって本紙1面に
連載した、尾道出身の映画監督大林宣彦氏の連載コラムが本になっ
た。22日の全国発売を前に、古里尾道で16日から先行販売(啓
文社書店)されている。
 タイトルは「日日世は好日2001」。副題が「五風十雨日記」。
「巻の一・同時多発テロと《なごり雪》」。大林宣彦・文、小田桐
昭・絵で2人の共著になっている。
 (株)たちばな出版の大林宣彦ブックのNo.2で、No.1が「大林宣
彦のa movie book尾道<新版>」になる。定価は税込みで1500円。
327ページ。
 本紙連載前に、西日本新聞に「日日映画好日」のタイトルで50回
を連載。続いて昨年6月から半年間、山陽日日新聞紙上に「新・日
日映画好日」と改め100回の連載コラムを執筆した。
 出版に当たり「日日世は好日」と改題し、連載コラムを1年間、
書き続けたことが自らの日記にもなったことや、『五風十雨』とい
う天の恵みに感謝する幸せが死語になったことを憂い、「五風十雨
日記」と名付けている。
 一章ごとに編集され、新聞同様に小田桐昭氏のイラストが入って
楽しくも読み易い構成になっている。
 「はじめに」が「150回の幸せ」を小田桐昭さん。1〜3章の
区切りで「解説」を大林宣彦さん。その中で、連載や出版の経過、
山陽日日新聞への連載について、五風十雨の意味などについて説明
している。
 「あとがきに代えて」で、本紙12月22日付けで秋田清が書い
た大林監督への"礼状"が全国向けに一部手直しをして転載される光
栄に浴した。「あとがき」が「ゆっくり老けて行こう」の見出しで
大林監督という全体の構成になっている。
 その「ゆっくり老けて行こう」の中で、『我ながら「頑固」で
「偏狭」で「間違いを犯し易い」年齢になった』と自らを述懐、ま
た副題についても『やはり「我田引水日記」とするべきであったか
..』などと、連載コラム執筆の心境を色々と語っている点など、連
載にはない興味も満載されている。


ニュース・メニューへ戻る