山陽日日新聞ロゴ 2002年4月17日(水)
色彩豊かに尾道の桜名所
 上野重治近作風景画展
作品を前に上野重治さん
 新浜1丁目、画廊喫茶・あすなろで「上野重治近作風景画展」が
開かれ、訪れた人の目をたのしませている。30日まで。
 広島光風会会員、上野重治さんがこの1年間、尾道の春夏秋冬を
描いた油絵、水彩画22点を展示。
 暖冬で今年はいつもより早く咲いた桜を主に描き、22点のうち
半分近い9点を占めている。
 いずれも桜の名所として市民に親しまれている場所で千光寺ロー
プウエイに乗って見た「千光寺赤堂の春」、東久保の海龍寺から眺
めた「浄土寺春爛漫」、天寧寺「海雲塔の春」、住吉神社から対岸
の向島町兼吉の秀山荘を描いた「中央桟橋春」などあでやかに咲き
誇った満開の桜が尾道風景に彩りをそえている。
 このほか財間八郎翁が最も好んでいる風景の1つ「浄土寺山門」、
「尾崎浜船溜り」など明るい色調でカラフルに描いた作品が人目を
引いていた。
 なお、来月1日から15日まで上野さんが講師をつとめる向東町
サンボル尾道ひまわり会作品展があすなろで開かれる。


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