山陽日日新聞ロゴ 2002年4月5日(金)
原田の摩訶衍寺
尊氏ゆかりの「小味の花おどり」も奉納
 
33年に1度の出会いを
  27〜29日 重文の観音立像2躯を開帳
観音立像
 奈良時代の名僧行基による創建と伝えられる原田町梶山田、大鵬
山摩訶衍寺で、27日から29日にかけ、33年振りとなる本尊の
本開帳が行われる。ご本尊は慈悲心の体言化とされ、衆生を救済す
るため33の化身を現して法を説くといわれる十一面観音立像。し
かもこの木造菩薩像は昭和24年に国の重要文化財に指定され、さ
らに国の重要美術品に指定されている千手観音立像も一緒に拝観で
きるとあってゴールデンウィークの寺のまちならではの目玉となり
そう。
 初日午前9時、参道入り口からスタートする稚児行列で始まり、
本堂に到着したあと観音立像2躯が安置されている宝物殿を開扉、
開帳法要が営まれ一般公開される。また同日午後1時から県無形民
俗文化財「小味の花おどり」が奉納される。
 秘仏は28〜29日も午前9時から午後4時まで公開。拝観無料。
 重文の立像は双方とも一木造で彫眼。本尊の十一面観音(写真)
が高さ188センチで平安時代後期の作。上帛・腕輪をつけ、珱珞
を纏っている。
 一方、千手観音は像高104センチで平安時代の作。
 同寺は1250年前の天平時代に開山、足利尊氏により再建され、
小味の花おどりは再興の祝いとして唄い踊り継がれたと伝えられて
いる。もと法相宗から真言宗に改め、尊氏の加護をうけたあと通天
梵達和尚にによる中興後、曹洞宗に改宗、現在に至っている。
 遙かに四国連峰が望める標高382mの山頂近くにある市内でも
最も高所の景勝の寺としても知られ、すぐ近くまで車で行けるが混
雑するため、ハイキングで「33年に1度の出会いを楽しんで欲し
い」と呼び掛けている。

転載責任者メモ:大林宣彦監督のファンには言わずと知れた
        「あの、夏の日」のロケ地。町から歩ける距離でも
        ないのでバイクを借りるかタクシーでしょうか。
        バスは八幡池を通るもの、、といっても1日何本
        来るか分かりませんし、八幡池から2km超の
        山道となります(地図上)。というわけで車が
        混雑するには理由があると(^^;)


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