山陽日日新聞ロゴ 2002年3月21日(木)
「ふれあい小路」
 寺社−商店街−海岸つなぐ石畳散策道
  
好評応え2か年で完了
   イメージアップ 中心市街地活性化にはずみ
工事中のうずしお小路  検査待ちの久保八幡神社参道ルート
 中心市街地の活性化を−と、市が平成13年度から3か年計画事
業ですすめている本通り商店街を基点にした「ふれあいの小路(
こみち)」の工期が2年に短縮され、2年目の年度末を目前に改修
工事が急ピッチで進められている。桜の季節には山手から商店街、
港へと結ぶ情緒あふれる石畳散策道として観光客らを誘う。
 工事は東御所町から久保2丁目まで東西に伸びる本通り商店街(
延長約1.5km)を網の目の様に南北に交差する小路のうち、寺や神社
などに絡む8路線(総延長537m)についてコンクリートやアスファ
ルト道を御影石(標準60×30cm)に敷きかえ、古寺と石のまちのイ
メージアップをはかるもの。
 初年度は東から西国寺、天寧寺、千光寺、宝土寺、光明寺下の国
道2号線から本通り商店街を結ぶ5ルート(天寧寺下のみ浜の小路、
海岸通りまで)を。13年度には商店街から尾道水道にのぞむ光明
寺下商店街延長ルートとうずしお小路の2ルート予定していたが、
最終年度の中間地点として計画されていた明神・八坂神社前の久保
八幡神社参道と久保・勧商場のあわせて4路線を市内の3業者に約
4000万円(総事業費約1億円)で請負わせ、今月末までに完成
させる。
 すでにうずしお小路を残し工事はほぼ完成。検査待ちといったと
ころ。
 2年度に切上げたのは、予想以上に好評だったのに加え、関連し
た下水道工事など関係住民の協力が得られたためで、これからも寺
など私設道をふくめ路線拡大を検討。さらに交流促進ゾーンと位置
付け、旧商工会議所や空き店舗、山の手の空き家の活用、シーサイ
ドラインや観光案内所の整備などTMOの構想にもあわせ活性化へ
の取組みを図ることにしている(写真は20日朝、撮影)。

転載責任者メモ:石の町らしい立派なものになりそうですね。
        デコボコしたアスファルトの風情を見慣れた私には
        ちょっと"まばゆい"感じもしますが、地元の方に
        好評となればヨソ者が口を出すことではありません。
        そうやって古寺めぐりコースも石畳がすっかり定着
        したのですから。


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