1998年8月26日(水) 県近代化遺産 尾道市編..(3) 和風色濃い木造平屋建 昭和5年に大改修 東御所町、JR尾道駅 |
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東御所町、JR尾道駅は、旧山陽道に沿って東西に延びる市街地 とその山手に並ぶ社寺との間を切り裂く形で山陽鉄道駅として明治 24年に開通。当初の駅舎は木造平屋建ての和風色の濃い地味なもの であった。 現在の駅舎は昭和5年に改築されたもの。寄棟木造平屋建の主屋 は、その両端に翼を持ち、屋根はフランス瓦葺き。また駅舎とプラ ットホーム及び裏口を結ぶ地下道も同時に整備され、岡山鉄道管理 局管内で岡山駅に次ぐものとなった。 しかし昭和27年、主屋西側と下屋部分に増築がなされたため外観 の対称性は失われ、棟中央の三角屋根も撤去され、その後も次々と 改修が進められ、当初の姿はかなり損なわれ、また現在進行中の駅 前再開発事業とからめて駅の改築も話題に上がっており、その存続 について予断を許さない情勢である−と指摘している。 参考資料として駅舎南側外観とプラットホーム上屋の写真に1頁 を使い昭和5年竣工時の写真による復元図と現状図を添付している。 |
転載責任者メモ:改修・増築が主なので、"芯の部分"に昔のままの部分が
残されているとか。目に見える部分では、ホームの屋根を
支える鉄柱などが古い部分だと聞いたことがあります。
門司港駅のように古いままだったら、今ごろ価値が出ていた
と思いますが、寒かったり狭かったりしたのでしょうね..