山陽日日新聞ロゴ 2001年12月21日(金)
CATV インターネット接続サービス事業
 『ブロードバンド』開始
  同じ3セクの「おのみちネット」を引き継ぎ
 尾道市も出資している3セクの尾道ケーブルテレビでは、高速大
容量のインターネット接続サービス事業を、11月から独自に開始
している。市内では、昨秋から同じ3セク会社の(株)マーキュリ
ーが同事業「おのみちネット」をスタートさせていたが、同じ3セ
ク同士とあって、おのみちネットをケーブルテレビが引き継ぐ方向
で最終協議が進められている。
 ケーブルテレビのインターネット接続サービス事業は「BBBN
=びんごブロードバンドネットワーク」と名付けられており、将来
の高速・大容量に対応できるシステム。
 現在は、1.5Mbps 常時接続で、通信費・プロバイダー料金・接続
機器など一切の費用コミで月額が4500円。
 同社では、3大メリットとして(1)24時間使い放題の無制限
▽(2)メール容量・ホームページ容量の無制限▽(3)家族全員
のメールアカウントが今なら無料の3つのメリットを強調している。
 いわゆる「顔の見える」、「初心者にもやさしい」サービスを売
り物にしており、テレビというメディアを持つ強みとして、新年1
月7日から自主制作番組「パソコンの王道」という20分番組を製
作し放送するなど、ケーブルテレビの普及と一体となった営業戦略
を展開していくことになる。
 ブロードバンドではない、従来のアナログ回線を使用したナロー
バンドを使用していたのが「おのみちネット」。ナローバンドの上
位回線はNTTに対し、ケーブルテレビではNTTに替わって三原
システム・エンジニアリングと上位回線をタイアップしている。
 日進月歩のスピードと競争が最も激しい世界にあって、(株)マ
ーキュリーには一定の限界があるとの判断があり、次世代への生き
残りを賭け、ケーブルテレビにインターネット接続サービスを一本
化したというのが今日的状況。
 3セクのマーキュリーでは、同事業が同社の主事業であったため、
ケーブルテレビへの事業移管が"完了"すれば、同社の存続問題にも
関わってくる内容を持っている。
 その意味で、両3セク会社の最終協議がどう整うのか、にも関心
が集まることになる。


転載責任者メモ:安い!うらやましい・・(メモと言うよりボヤキ)
        HP空間10MBで5MBずつの追加料金のどこかとは
        違いすぎる(^^;)

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