山陽日日新聞ロゴ 2001年12月7日(金)
「飾り紙」づくり急ピッチ
 師走にはいり藤井栄真・持善院住職
飾り紙に向かう住職
 新年の縁起物として重宝がられている「飾り紙」づくりが師走に
はいり西久保町、真言宗持善院で藤井栄真住職の手により急ピッチ
ですすめられている。
 飾り紙は、古くから家運の隆盛や招福を願い、しめ縄のかわりに
神棚や仏壇、床の間、玄関などに張り出されるもので、その技術を
父親から教わった藤井さんが昭和40年、住職になったのを機に檀
家からの歳暮などお礼返しに作りはじめたもの。
 来年の干支「午」にちなむ躍動感に溢れた馬を中心に七福神を万
年青や雲にひそませた夫婦馬や埴輪の絵馬、これに寿と宝船、七福
神、宝珠などあわせて20種のオリジナルデザインを伊予産の奉書、
色紙、半紙サイズにわけ5枚から10枚ずつ重ね、手製の彫刻刀で
切り抜くもので、10月はじめから作業にかかり大晦日までに6000
枚を仕上げる。
 出来あがった飾り紙は祈祷したうえ、奉書大の物は寺院方や事業
所、また半紙大のものは三が日の間、初詣の参拝者に1枚ずつ無料
でプレゼントすることにしている。
 藤井住職は「馬は駆け出すイメージがあり、景気回復への願いを
こめ、力強い仕上がりに工夫しました。思えば丙午の年用から製作
をはじめ、4回り目を迎える訳ですね」と感慨深げに話していた。


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