山陽日日新聞ロゴ 2001年12月4日(火)
三成小学校へ
 『メタセコイヤは見つめている』
  作詞・作曲プレゼント 大林監督が応援歌
   児童の作文から言葉を紡ぎ合せ
都内スタジオで収録前の最終チェックをする監督
 市立三成小学校に、尾道出身の大林宣彦映画監督から応援歌がプ
レゼントされ、このほど直筆の楽譜やCDなどが届けられた。学校
では「この上ない宝物を頂いた。大切に唄い継いでいきたい」と大
きな喜びに包まれている。
 大林監督が三成小学校を訪れたのは、ちょうど1年前の11月下
旬。「学校へ行こう週間」の企画行事として、「郷土出身で、活躍
している大林監督の話を聞こう」とPTAと協力して教育講演会を
開催。学区内だけでなく広く周辺地域まで呼び掛けたところ、体育
館に500人が参集、立ち見が出るほどの盛況ぶりで、ピアノ演奏
のおまけも付くなど、感動を呼んだ。しかしその2日後、当時6年
生だった男子児童が、交通事故で亡くなる悲しみに直面。この知ら
せを聞いた監督が学校に追悼文を寄せるなど、徐々に親交を深めて
きた。その過程で榎本校長が「学校に元気が出るような応援歌を作
って貰えないか」と依頼していたもので、ちょうど1年経ったこの
ほど、完成し学校に届けられた。
 曲名は『メタセコイヤは見つめている』。明るく、飛び跳ねるよ
うなテンポの良いオリジナルの曲に、児童が学校生活について綴っ
た作文の中から、監督が多くの言葉を紡いで作詞した。編曲は《マ
ヌケ先生》や《あの、夏の日》など、近作の大林映画で音楽を担当
している山下康介さん。シンセサイザーでメロディを演奏しCDに
収めた。
 「子どもたちが練習し易いように」と、最新作の臼杵映画《なご
り雪》の編集の合間を利用して、大林組で新進気鋭の呉美保さんと
山下さんの2人が唄うカセットテープも作った。
 メッセージとともに出来立ての直筆楽譜やCD、テープが届けら
れた学校では、「お忙しい監督に応援歌を作って頂けたことは、夢
のよう」(榎本校長)と、待ちに待った朗報に興奮の状態。「1年
前に恐る恐るお願いし、監督には重たい宿題だったと思います。元
気の良い歌で三成の子どもたちに良く似合う。この上ない大切な
『宝物』として、唄い継いでいきます」と感謝の言葉を語っている。
 早速、4日の全校集会で児童会の役員が発表、各クラスなどで練
習を始めるという。
 同校には、校舎の高さを遙かに超える1本の「メタセコイヤ」の
木が校庭にあり、季節になると花粉症で悩まされることから、切り
倒す話も出ていたが、今回の応援歌の誕生で、この木が名実共に三
成小のシンボルとなった。〜後略〜


転載責任者メモ:監督からのメッセージと歌詞の転載は出来ませんが、
        歌詞の作者は「大林宣彦&三成小学校のみんな」と
        なっているそうです(^^)  唄うのがちょっと難しい
        部分もあるかもしれないけれど、今の小学生のリズム感を
        信じた、とも。読むだけで、弾むようなリズムのある詞です。
        応援歌と言っても「それ行けがんばれ」みたいなものでは
        ありません。 メロディが聴いてみたいですねー


ニュース・メニューへ戻る