山陽日日新聞ロゴ 2001年12月2日(日)
さりげなく心象風景を
 味わい深い山口邦夫写真展
作品を前に山口さん
 「80才を過ぎても元気なのは写真を撮り続けているおかげです」
−。新浜1丁目、画廊喫茶・あすなろで第22回「山口邦夫写真展」
が開かれ、訪れた人の目を楽しませている。15日まで。
 四季折々の草花、さりげない日常生活の断面をユニークな角度か
ら切り取った造形写真、機知に富みユーモア感覚あふれる作品など
この1年、尾道向島地方を撮った19点を展示。
 山口さんがことさら気に入っているのは今秋、文化勲章を受章し
た土堂海岸通りの淀井敏夫氏の「渚」。左右対称の2枚組の写真で
透きとおった青空と微妙に変化する雲に映える少女のブロンズ像が
マッチしている。「淀井さんにこの写真を贈ろうと思っています」
と語っていた。
 まるで人間の手の動きをしているような洗濯して干してある「朝
の庭先」、高見山山麓の黄色く色づいたレンギョウの花の下で遊ぶ
「連翹の里」、幾何学模様の家の瓦とのんびりと横たわって昼寝し
ている犬がなんとも言えない雰囲気を醸し出している「千光寺南面」。
 ユーモラスなのは白線がひかれた横断歩道を2匹の犬が尻尾を振
って渡っている「堂々と」など山口さんの心象風景を垣間見ること
ができる。
 天気の良い日は毎日、カメラを片手に被写体を追い求めている。


転載責任者メモ:後ろの写真、犬を連れた人が良い感じの階段を歩いていますね。
        「歩くこと」「周りのものに興味を持つこと」の両方があるので
        これは確かに若さを保つ趣味なのかも。


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