2001年10月23日(火) 吉原家や活用村を見学 向島大好き子どもクラブが |
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向島町内の中央、高見、三幸の3小高学年で結成した「むかいし ま大好き子どもクラブ」の文化財現地見学が21日午前おこなわれ、 江奥、国重要文化財吉原家と立花自然活用村を訪れた。 22人のクラブ員が参加。吉原家では文化財保護委員、安保さん を講師に招き、説明をうけていた。 吉原家の始祖は藤原鎌足で室町時代に向島町大町、吉原城に移り 住み、その後江奥にうつった。吉原家は江戸時代初期に建てられ、 国重文の建物としては県内1の大きさ。茅葺きの寄棟造り。吉原家 は代々向島西村の庄屋をやっており、現在の当主で39代目。昭和 24年、大相撲向島場所があった時、横綱照国が吉原家に泊まり、 京都の東山庭園を模した庭にいたく感動していたというエピソード もまじえ、子供達に講義していた。 また林原教育長が「雨もりがひどく、柱がくさり、今年度から3 年かけ、母家を修理します」と話していた。 中央小6年、川渕さんは「どことなく自分の家に似ていて、親近 感がわきました。忍者屋敷でもあったのには驚きました」と感想を 語っていた。 このあと立花自然活用村に行き、文化財保護委員、藤原さんから 郷土文化保存伝習施設に展示されている製塩業の器具や生活用品な ど街の産業の歴史を学んだ。 |